出版社内容情報
「東京はいかに私小説作家を形作ったのか」。江戸川区に生まれ、東京を流浪した私小説作家の生き様とその創作の根源に迫る随筆集。「東京はいかに私小説作家を形作ったのか」。
私小説作家として、その生き様と人柄が人気を博す西村賢太氏。デビュー作『どうで死ぬ身の一踊り』から、芥川賞受賞作『苦役列車』など、さまざまな作品群の中に描かれてきた東京。西村氏自身が東京江戸川区に生まれ、一五歳から東京を流浪してきたその生き様とともに、土地の思い出と出来事、そして現在への系譜を語る、まさにその創作の根源に迫る随筆集です。
巻末には、小説『新宿スペースインベーダー』などの作品もある、新宿生まれの新宿育ちの・玉袋筋太郎氏との対談も収録します。
東京者がたり 目次
はじめに
後楽園球場
隅田川
蒲田
早稲田
上野1
上野2
染井墓地
御徒町
鶯谷1
鶯谷2
旧花園町1
旧花園町2
九段坂
下北沢
錦糸町
音羽
築地市場
東京駅
青山
上野桜木町
神宮球場
新東海橋
亀戸
言問通り
北区三景
大森
白金台
日暮里1
日暮里2
神楽坂の銭湯
神田川
新宿二丁目の病院
芝公園
特別収録
「東京者対談」玉袋筋太郎×西村賢太
東京者がたり
西村 賢太[ニシムラ ケンタ]
著・文・その他
内容説明
稀代の私小説作家はいかに誕生したのか。48年間の流浪と彷徨、東京という「故郷」と「生」。その軌跡を語り尽くす、34篇、珠玉の名随筆集。私小説作家の流浪と彷徨の軌跡。今なお聖地と呼ぶ「後楽園球場」。最も愛した始まりの場所「鴬谷」。田中英光の居た、「花園町」への憧憬。無縁の地、「白金台」でのアウェー戦。そして、師・藤澤清造が狂凍死した「芝公園」。30の「町」を通して語られる、私小説作家の生き様。“巻末特別収録”盟友・玉袋筋太郎氏との「東京者対談」
目次
後楽園球場
隅田川
蒲田
早稲田
上野
染井墓地
御徒町
鴬谷
旧花園町
九段坂〔ほか〕
著者等紹介
西村賢太[ニシムラケンタ]
1967年7月12日、東京都江戸川区生まれ。中卒。2007年、『暗渠の宿』で第二九回野間文芸新人賞を、2011年、「苦役列車」で第一四四回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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