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戦後70年 わたしの戦争体験

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062196611
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「あの戦争とは、何だったのか」――ちばてつや、森村誠一、畑正憲、松本零士、山藤章二、勝目梓の各氏が語る、70年前の「体験」。

山藤章二「ふたつの時代を生きた幸不幸」--天皇陛下が神だったあの時代。山藤氏の目を釘づけにした一枚の写真とは。
森村誠一「未来への飛脚」--憲法九条は、第二次世界大戦から日本が学習した教訓(レッスン)である。日本最後の熊谷空襲を体験した森村氏が70年間訴えてきたこととは。
畑正憲「ある少年の戦中戦後史」--父親に連れられ満州奥地のイーメンパへ。小さな輸送船で帰国し、目にした内地。少年の心に焼きついた戦争という風景とは。
松本零士「父の背を見て育った小倉の日々」--毎日のようにB29の大編隊を見た少年の日々。父は陸軍航空部隊のテストパイロットで、バンコク上空で終戦を迎えたが……。
ちばてつや「屋根裏の絵本描き」--満州の奉天で終戦を迎え、暴動から逃げ、屋根裏に隠れ住む生活から帰国までの道程とは。
勝目梓「低温火傷」--両親の離別により鹿児島へと移り住んだ少年時代。そこでの日々は、軍国少年としての熱狂の中で過ぎていった。

【著者紹介】
ちばてつや(ちば・てつや)1939年東京生まれ。漫画家。

内容説明

いまだから伝えたい当時の思い出、平和への祈り。戦後はまだ終わってはいない。

目次

戦争という事実(山藤章二)
未来への飛脚(森村誠一)
ある少年の戦中戦後史(畑正憲)
父の背を見て育った小倉の日々(松本零士)
屋根裏部屋の絵本描き(ちばてつや)
低温火傷(勝目梓)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

igaiga

13
大体年代が一緒なので皆様そろってクソガキっぽく微笑ましかったです。しかし一歩間違えれば亡くなっていた方もいらしてちょっと衝撃・・・。男性ばかりではなく女性の手記も欲しかったなーと思います。戦争中ではなく戦後日本に戻る最中に亡くなった方たちがお気の毒です。2015/11/29

Ryoichi Ito

6
私と同年代の7人の男性の戦争体験記。山藤章二(1937年生),森村誠一(1933年生),畑正憲(1935年生),松本零士(1938年生),ちばてつや(1939年生),勝目梓(1932年生)。日中・太平洋戦争の中で生まれ,幼少期を過ごし,過酷な体験をしているが,最も過酷なのはちばてつやのものだろう。奉天で終戦を迎えたちば一家は中国人暴徒の襲撃に怯えることになった。約一年引き上げ船に乗るまで一家は塗炭の苦しみを舐める。その間,徐集川という中国人に助けられ生き延びた。徐はそのため文化大革命の際糾弾されたと言う2023/04/21

みっくん

2
漫画家や小説家の方たちによる戦争体験もの。  戦争とは違う脱線なんだけど、山藤氏の蔦屋重三郎評価は、なるほどって感じでした。確かに旅とか広告とか、プロマイドもそうか。そう思うと凄い人です。   ちばてつや氏の中国人感は、本当にそう思う。知人で満州生まれの人も似たようなことを言っていた。どの国にも、いつの時代にも、色々な人がいて、良い面が出ることも悪い面が出ることもあるのだろう。2022/12/14

Nat Hat

2
作家や漫画家として活躍する人が幼い頃に体験した戦争の風景を語る読み物。この年代の人でさえほんの数年しか戦争を経験してなくて、戦争は遠い昔になってしまったんだなぁって分かる。2022/02/24

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