魔法をかける―アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日

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魔法をかける―アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062195171
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0075

出版社内容情報

弱小・陸上部を率いて11年。監督は何を語り、どう魔法をかけたのか。叩き上げの営業マンが指導者として栄光を手にするまでの全記録'16年箱根駅伝で39年ぶりの完全優勝を果たした著者による「初の自伝」。箱根出場歴がない、元中国電力営業マンの異色監督は学生たちに何を語りかけたのか。その言葉、トレーニングの秘密が明かされる。3年目の廃部危機を乗り越え、33年ぶりの箱根出場、そして制覇へ。叩き上げの営業マンが指導者として栄光を手にするまでの笑いと涙の全記録がここにある。指導者やランナーなどの陸上関係者・箱根ファンはもとより、営業の現場で活躍するビジネスマンや新たな生活をスタートする新入社員、学生、就活生らにも響く言葉が満載。

●まえがき
●第1章「新・山の神はこうして生まれた」
●第2章「日本一の営業マン?挫折からの逆転?」
●第3章「私の生い立ち」
●第4章「勝つ準備?青学駅伝監督就任?」
●あとがき


原 晋[ハラ ススム]
著・文・その他

内容説明

奇跡なんかじゃない!勝つべくして勝ったんだ。弱小・青山学院大学陸上競技部を率いて11年、監督は学生たちに何を語り、どう魔法をかけたのか。叩き上げの営業マンが指導者として栄光を手にするまでの笑いと涙の全記録。

目次

第1章 新・山の神の育て方
第2章 伝説の営業マン
第3章 生い立ち
第4章 男の証明―箱根への挑戦

著者等紹介

原晋[ハラススム]
1967年3月8日、広島県三原市出身。青山学院大学体育会陸上競技部監督。中学から陸上を始め、広島県立世羅高校、中京大学へ。3年時に日本インカレ5000mで3位入賞。卒業後、中国電力へ進み、選手、営業マンとして活躍する。2004年から現職。09年に33年ぶりの箱根駅伝出場、12年に出雲駅伝優勝と成績を上げ、15年の正月に行われた箱根駅伝で青学史上初となる総合優勝をおさめる。現在は学生たちと一緒に町田市内にある寮で生活している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

77
図書館予約からだいぶ待たされましたが、おもしろかったです。丁度2016年の完全優勝を果たした後だっただけに、原監督の教えが沁みてきました。先輩や指導者からの無益なしごきが何の役にもたたない事。楽しんでこそ結果が出せる・・・を実現されていて、拍手喝采を贈りたくなりました。挫折や周囲の人々の助言を活かせる心の柔軟性と、奥様の理解が凄いなぁ。また原監督ご自身が奥様の力を分かっていらして、感謝されてるところに嬉しくなりました。2016/01/09

seacalf

61
箱根駅伝を見る度にどうして青学に縁もゆかりもない営業マンが監督になり、毎年優勝候補になる常勝校に育てられたのか不思議だった。常々持っていた疑問が解けて納得の一冊。ご本人の人柄が伝わってくる粗削りな文章で語られる陸上部時代、営業マン時代、そして背水の陣で飛び込んだ嘱託職員としての監督時代。元々持っていた反骨心、ガキ大将気質に加えて、数々の営業ノウハウ、原監督ならではのバックボーンがあったからこそ成し得た青学の大活躍だと納得。メディア露出が多く批判もあるが、これだけの結果を出しているのだから素直に尊敬できる。2023/01/14

ばりぼー

60
名門世羅高校で全校高校駅伝2位という実績があるものの、箱根とは無縁の中京大から中国電力へ陸上部1期生として進み、女の子とのコンパに明け暮れたため5年でクビになった落ちこぼれ。創部十周年記念パーティーには招待状すら来なかったそうです。僅か5人の「独立愚連隊」で立ち上げたハウスプラス中国住宅保証という子会社でのエピソード、退路を断って青学へ来たものの退部者続出で3年で箱根出場の約束を果たせずに迎えた廃部の危機など、興味深い話が満載。「人間、窮したら基本に立ち返ること」シンプルですが、これこそ真理でしょう。2016/01/01

山田太郎

54
勝てば基本的に何書いても許されるというかけっこうお調子者みたいな人なので、このまま何年か勝ち続けていただければけっこう楽しいのではないかと。なんかスポーツの世界って根性悪いOBとか父兄が多いからあんまり娘にやらせたくないと思う今日この頃2015/07/15

bunmei

47
4年連続で『関東大学箱根駅伝』を制覇した青山学院駅伝部監督の原晋氏が、初優勝の後に執筆した本書。駅伝では全くの無名だった青山学院をみごと日本一に引き上げた原監督の手腕とともに、奥様の内助の功、学生達との信頼関係など、就任から10年にして掴んだ栄光を振り返る人生のサクセス本。原監督は、決して順風満帆な人生ではなく、選手生命が絶たれた後は、中国電力の営業マンとして働き、その時に培った営業力や行動力、人を見る力などがこの偉業への基盤となったことも確かなのです。選手からはずれた部員とのエピソードは涙物語です。2018/01/18

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