ドキュメント パナソニック人事抗争史

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062194709
  • NDC分類 545.067
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人事がおかしくなるとき、会社もおかしくなる。巨艦パナソニック凋落の原因は、人事抗争だった。元役員の赤裸々な証言を初公開する。なぜあいつが役員に?なぜあの男が社長なんだ?人事がおかしくなるとき、会社もおかしくなる。巨艦パナソニックの凋落の原因も、実は人事抗争にあった。会社の命運を握るトップ人事は、なぜねじ曲げられたのか。誰がどう間違えたのか。名門松下電器の裏面史がいま、元役員たちの実名証言によって明らかになる!

人物相関図・主要人物紹介・年表
まえがき
第1章 カリスマ経営者の遺言
第2章 会長と社長の対立
第3章 かくて人事はねじ曲げられた
第4章 潰されたビジネスプラン
第5章 そして忠臣はいなくなった
第6章 人事はこんなに難しい
あとがき
本文引用文献
参考文献


岩瀬 達哉[イワセ タツヤ]
著・文・その他

内容説明

なぜあいつが役員に?なぜあの男が社長なんだ?人事がおかしくなるとき、会社もおかしくなる。元役員たちの証言で名門・松下電器の裏面史がいま明らかに。

目次

第1章 カリスマ経営者の遺言(元副社長の証言;幸之助の怒り ほか)
第2章 会長と社長の対立(22人抜きの社長;古参社員を切れ ほか)
第3章 かくて人事はねじ曲げられた(ソフトを手に入れろ;幸之助好みの男 ほか)
第4章 潰されたビジネスプラン(鯛は頭から腐る;前社長路線の全否定 ほか)
第5章 そして忠臣はいなくなった(つなぎ役の焦燥;“マルドメ” ほか)
第6章 人事はこんなに難しい(社長就任スピーチ;プラズマにすべてを賭けた ほか)

著者等紹介

岩瀬達哉[イワセタツヤ]
1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。2004年、『年金大崩壊』『年金の悲劇』により講談社ノンフィクション賞を受賞。また、同年「文藝春秋」に掲載した「伏魔殿社会保険庁を解体せよ」によって文藝春秋読者賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

226
書店で山積みにされていたので、思わず購入。 パナソニックにおける裏面 史を実名入りで、描く。 やや描写が過激なのは、 『週刊現代』連載のものを ベースにしたためだろうか。 それにしても、松下正治と いう幸之助の婿養子と、 歴代社長たちの闘いは まるで韓国ドラマを見る ようで、凄まじい。 幸之助の遺言を巡る争いと 人事ミスの数々…真偽の程は 不明だが、大企業の裏面を 鮮やかに読者に伝えてくれる。2015/05/06

kinkin

53
大企業のなればどんな会社でも書かれているようなことがあるのではないか。カリスマ的な絶対権力を持った経営者がいた会社ほどその傾向が強いのかもしれない。会社というところは経営方針が変わるとそれに追随するように人事の移動が行われる。それが良きにしろ悪きにしろ、大きな波をかぶるのは末端の社員たちだ。 家電業界、高度経済成長時代の作れば売れる時代は過去の話。これからも時代 何がヒットしするのか、どんな戦略をしていくのかはトップの判断。人事抗争に明け暮れる会社は時代から乗り遅れることは間違いないと思う。2015/07/06

おかむら

39
松下幸之助の生涯は、去年だったかNHKでドラマ化(筒井道隆と常盤貴子で)したの見て面白かったので、その後会社はどうなったのかな?と読んでみたら、こんなんなっとったわ! 幸之助はんもさぞかしガッカリされておろう。創業者一族の扱いは難しい。よく女子の世界はドロドロしてるといいますが、男子の世界も相当なもん。歴代社長のダメエピソードが面白い! 森下ぁ! 中村ぁ! それにしてもユニバーサル映画をせっかく買収したのになんて勿体無い…2015/09/08

サトシ@朝練ファイト

36
人事抗争史という題になっているが、むしろ人材発掘の凄さに目を奪われた。2015/08/06

ゲオルギオ・ハーン

28
パナソニックにおけるニ代目以降のトップ人事のいざこざを関係者への取材からまとめた一冊。時系列がやや前後していて読みにくい面もあるが、パナソニックの戦略への影響を書いていたりと読んでいて興味深かった。創業者の松下幸之助が存命中は人事は創業者の一声で決まるかと思いきや創業まもない頃に金の工面などで支えた夫人のむめのの影響力が強かったことで二代目に創業者の娘婿である松下正治就任(幸之助は反対したが、夫人が強く推した)から上層部内で意見が統一できず、いざこざが起きていく。2022/11/20

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