出版社内容情報
混沌のなかで多様な展開をみせ続ける日本の現代アート。その魅力を、迫力の画面と著者の繊細かつ感性にあふれた鑑賞で味わい尽くす!長年、日本の美術評論のトップランナーであり続けた著者が、日本の現代アートの最先端をいく作品と作者を紹介し、縦横に論じた一冊です。
「豊饒なる混沌のなかにある」と著者が評する、多様な日本の現代アートの迫力を、まず感じてください。そのうえで、流麗にして行き届いた著者の鑑賞を読むことで、二十一世紀の今、アートをする、あるいは感じることの醍醐味が伝わってきます。
本書では、36人の作品と作者を取り上げます。
さまざまな手法を駆使したそれぞれの作品世界に入りこみ、著者とともに、この混沌の現代に生きるわれわれの感性に、あらためて思いをいたす、そんな経験のできる仕上がりです。
もとになっているのは、講談社のPR誌『本』の表紙を飾った連載「現代アートの現場から」です。これは、文芸評論家の三浦雅士氏が、短詩形文学における大岡信さんの「折々のうた」に匹敵する偉業と絶讃された連載です。これまで、『日本の現代アートをみる』『ニッポン現代アート』と単行本化されてきましたが、これはその掉尾を飾る一冊です。
美術史家・高階秀爾の、ひとつの到達点といえます。
装幀・古平正義
主な登場作品
流・転・生1 濱田樹里
花泥棒 岩田壮平
Girls Start The Riot 橋爪彩
素足の大地 淺井裕介
あたま山 小池真奈美
そりのあるかたちG 澄川喜一
訪問者 坂本夏子
高知県土佐郡大川村 柴田敏雄
lying in redorange イケムラレイコ
stop and motion 薄久保香
獏図 天明屋尚
幻燈夜会 ヤノベケンジ
あの日の眠りは確かに熱を帯びていた 鈴木紗也香
Cantos Familia 糸井潤 ほか
高階 秀爾[タカシナ シュウジ]
著・文・その他
内容説明
創造のワンダーランドへ!現代アートのトップランナーたちのめくるめく世界に、あなたを誘う。
目次
「流・転・生1」濱田樹里
「花泥棒」岩田壮平
「Girls Start the Riot」橋爪彩
「素足の大地」淺井裕介
「あたま山」小池真奈美
「そりのあるかたちG」澄川喜一
「訪問者」坂本夏子
「高知県土佐郡大川村」柴田敏雄
「lying in redorange」イケムラレイコ
「stop and motion」薄久保香〔ほか〕
著者等紹介
高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。東京大学大学院在学中からフランス政府招聘給費留学生として渡仏、パリ大学附属美術研究所およびルーヴル学院で西洋近代美術史を学ぶ。東京大学文学部教授、国立西洋美術館長などを歴任。現在、大原美術館長、西洋美術振興財団理事長。専攻は西洋美術史。東京大学名誉教授。パリ第一大学名誉博士。文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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