• ポイントキャンペーン

かわいい結婚

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062194051
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

結婚して、毎日毎日洗濯して、掃除して、ごはんを作る。それがゴールなら、わたしは誰とも恋なんかしない。コミカル&ブラックな快作

毎日毎日洗濯して、掃除して、ごはんを作る。それがゴールなら、わたしは誰とも恋なんかしない――。
地方在住・無気力主婦の孤独をコミカルに描く「かわいい結婚」、ある朝目覚めたら女になっていた男が遭遇する世界を描く「悪夢じゃなかった?」ほか、男と女と世界のギャップを可笑しくも痛切に描きだす、注目作家・山内マリコの新境地!
2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞、2012年、初の著書『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)で地方生まれ・在住女子の閉塞感と希望をリアルに描き、大きな共感と話題を集めた山内マリコの最新小説集。家事嫌いの専業主婦の日常や、男が女に変身するハプニングから見えてくる新たな世界をコミカルなタッチで描きながら、男女関係の「見えないルール」に対する痛烈な皮肉が伝わる快作!

かわいい結婚
悪夢じゃなかった?
お嬢さんたち気をつけて

【著者紹介】
やまうち・まりこ 
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、京都でのライター生活を経て上京。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。著書に『ここは退屈迎えに来て』、『アズミ・ハルコは行方不明』、『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(フィガロブックス)がある。

内容説明

結婚して仕事をやめ、専業主婦になった29歳のひかり。しかし家事能力ゼロのせいで部屋は散らかり放題、ごはんはレトルト。やるべきことは山積みなのに、なんにもしたくない。夫のまーくんとは仲良しだけれど、こんなに嫌いな家事が一生続くなんて…騙された!(『かわいい結婚』)。27歳サラリーマンの裕司がある朝目覚めると、巨乳で可愛い女に変身していた。ハイヒールの痛みと男たちの視線に耐え、泊まる場所を探して身の危険に遭遇しながら、別れた彼女に会いに行くと…(『悪夢じゃなかった?』)。男と女と世界のギャップを可笑しくも鋭く描きだす、山内マリコの痛快小説集。

著者等紹介

山内マリコ[ヤマウチマリコ]
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、京都でのライター生活を経て上京。2008年「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁かな❁

173
お気に入りの山内マリコさんの作品を読むのは5作目。今回もめっちゃ面白かったです〜( ´ ▽ ` )山内さんの作品の中では一番コミカルで読みながらニヤけてしまいましたぁ(笑)3編の短編集でどのお話も面白く共感できるところもあり楽しくて一気読み☆家事嫌いな主婦の生活や目が覚めた時には大変なことになっている男性のお話など皆、個性的で楽しかったです*山内さんのどの作品でも感じますがとても現代風でそこもニヤリってしちゃう感じ(´艸`*)2つめのお話で男性が女性の苦労や喜びを味わうの最高でした♪女性に特にオススメ♡2015/05/16

きさらぎ

138
思いっきり女性目線で書かれているので女性からは共感を得られそうだがはたして男性からは? 女性は大人になる前からいろいろな事に悩まされている。化粧、脚をキレイに見せるためのハイヒール、胸元の開いた服を着れば遠慮のない男たちの視線、親切を装うレイプまがいのセックス、男性と同じ仕事をして知らず知らずに長年体に負担をかけている。結婚後も夫が転勤になると全てを捨てて知っている人など誰もいない場所へ突然ついて行き、専業主婦ならすべての家事を一生死ぬまでやり続ける(夫には定年があるのに) あー疲れる。 2017/12/10

なゆ

111
いや~、コレ好き。初めての山内マリコさん。3つの短編どれも、読みやすく共感たっぷりに楽しめる。言葉のチョイスも私好み♪一番面白かったのが、ヒドい男裕司がナゼか目覚めたら女の子になっていた一日のお話「悪夢じゃなかった?」。なんかだんだんワクワクしてくる。私たちが気合で履いてるハイヒールの大変さ、男よわかったか!みたいなエピソードの積み重ねが気持ちいい。大変だけど確かに楽しいのよ、おしゃれって。終わり方も爽快でいいね。「お嬢さんたち気をつけて」のあの虚ろなラストもしみじみどんよりでオツな余韻。 2016/12/25

chichichi

92
あ〜面白かった!3編どれも共感部分がありテンポが良くとても読みやすい作家さん。特に表題作の主人公は結婚当初のかつての私じゃないのか?!とも思えるとこもあり、苦笑いしつつも応援しながら読んでました。この本は女性向けではあるけど、是非とも男性にも読んでもらいたい。2015/10/13

モルク

86
表題作と他2編の短編集。表題作は、結婚はゴールではない、女だからといって家事ができると思うなよ!っていう感じかな。結婚は家事が向いてなくとも相手の世話もしなくてはならないことなんだ、騙されたと思うひかり。何もせず、ご飯までレトルトという生活に呆れながらも、後半の姿はちょっとかわいいなあと思う。「悪夢じゃなかった?」は途中からのりのり!女性になってみて初めて自分が女性に対して行っていた言動の浅はかさを知る。女はたいへん、でも楽しくなってきた!という感じでしょうか。この作品を読んで無性に買い物がしたくなった。2017/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9506985
  • ご注意事項