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シモネッタのどこまでいっても男と女

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062188760
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「四十過ぎて好きになった飴はやめられない」とイタリア男に口説かれて……百戦錬磨のシモネッタが繰り広げる、笑いと涙の人生劇場。

「四十過ぎて好きになった飴はやめられない」と、イタリア男に三百通を超えるラブレターで口説かれて……百戦錬磨のシモネッタが繰り広げる、涙と笑いの人生劇場。

イタリア語同時通訳者として第一人者の著者が、若き日々、己が人生を振り返って綴る、痛快無比のエッセイ。

【著者紹介】
(たまる・くみこ)
広島県出身。東京外国語大学イタリア語学科卒業。イタリア語同時通訳の第一人者であり、エッセイスト。大学在学中から来日イタリア人のガイドを始めた。著書に『パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記』『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ 』『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』『 シモネッタのドラゴン姥桜』『シモネッタの男と女』イタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルド』などがある。軽妙で味わい深いエッセイのファンは多い。

内容説明

子が独立した今、いざ熟恋と意気込んでも、結局、年齢を重ねた後のよりどころは、互いに耐え抜いて残った夫婦だけなのだ。「どこまでいっても、あ~夫婦」、夫婦というテーマのもとに今まで極力秘してきた夫のことをつまびらかに。イタリア語同時通訳の第一人者が贈る、渾身のお蔵出しエッセイ。

目次

1 とかく夫婦はままならぬ(暑かったからよ;姫から博徒の妻に ほか)
2 男と女の仁義なき戦い(目が見ぬ限り、心は平安;妻の鑑 ほか)
3 波瀾万丈な父母の人生(人には添うてみよ;逃した魚は大きい ほか)
4 シモネッタの忘れえぬ男たち(目は口ほどにモノを言い;めくるめく官能―シモネッタの初ワイン ほか)

著者等紹介

田丸公美子[タマルクミコ]
広島県出身。東京外国語大学イタリア語学科卒業。イタリア語同時通訳の第一人者であり、エッセイスト。大学在学中から来日イタリア人のガイドを始めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみ

34
故米原万里称するところのシモネッタこと田丸公美子氏のエッセイ。なんで、あんな男wと結婚したのかに始まり 両親、舅姑の有り様にも遡り夫婦の不思議にせまる。そして、後半は忘れえぬ男たちからのラブレター?の総括。あんな男wとの結婚生活と歯の浮くようなイタリア男の台詞が同時進行していたらしいことに苦笑。田丸さん 初読みでしたが、大いに笑わせていただきました。あとがきが泣ける。2015/06/05

penguin-blue

30
最初が旦那さんの話。第一線のイタリア語通訳として華やかに活躍し、軽妙なエッセイを書く著者だが、書かれた事実だけ読めば旦那は離婚しないのが不思議なくらいの『ダメ夫』。実際はかなりの苦労や憤懣もあると思うのに語り口が恨みつらみを感じさせない。転じて夫の戦後の引き上げ話や、母やその姉妹の原爆での被災など、かなり重たい話が続くがこちらは淡々とした文章の中で戦争の傷跡やそこを乗り越えた人たちの哀しみや強さが胸に残る。ただ最後の方の彼女に思いをよせたイタリア男達の話は面白かったが胸にしまっておいてほしかった気もする。2019/09/26

豆ぽち

22
毎回面白い田丸さんのエッセイ。今回は、ご自身の夫婦愛、実の両親と義理の両親のそれぞれの人生や嫁姑関係などについて赤裸々に書いてくれている。夫婦の形、家族の形は本当にそれぞれなんだなあと思う。社会の大きな流れに流され、目の前の小さなコミュニティに翻弄させられ、それでも前を見ながら生きてきた先人達のお陰で私たちは生きることができている。何が起きるかわからない人生のなかで、とにかく前に進もうとする田丸さんの力強さに勇気付けられる。夫婦って良いな、家族って温かいな、と感じた今日は、偶然にも結婚記念日でした。2015/04/06

Ryuko

13
イタリア語通訳者の田丸公美子さんのエッセイ。夫婦の話、息子の話、両親の話、忘れえぬ男たちの話が語られる。広島出身の田丸さんのお母様の8月6日のお話が印象深い。あとがきにあった米原万理が両親をモデルに書くつもりだったという小説、読みたかったな。2015/06/27

ドナルド@灯れ松明の火

13
いつもの田丸さんのシモネッタ振りは少なく、ご主人の両親も含めた田丸家家族のお話で、波瀾万丈だったんだなと思う。特に広島原爆の時の公美子さんの母の妹(叔母にあたる)久子さんの爆死の話は胸に来た。後半のイタリア人社長の一生の話も切ないものがあった。2015/03/15

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