グリード〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062184649
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日本最強の企業買収者・鷲津政彦が米国の経済戦争に嘴を入れた。食うか食われるか。アメリカを背負う猛者たちとの前代未聞の買収劇!

リーマンショック直前、鷲津政彦(わしづまさひこ)はアメリカ経済を長年牽引した超巨大企業、アメリカン・ドリーム社(AD)の奪取を目論んでいた。敵は圧倒的な財力を持つ“市場の守り神”サミュエル・ストラスバーグ。巨大投資銀行でサミュエルを担当するジャッキーは、忍び寄る破綻の影に気づきはじめ、ニューヨークに飛ばされた新聞記者の北村悠一(きたむらゆういち)は、鷲津に巨大破綻(メガクライシス)の到来を示唆される。

内容説明

リーマンショック直前、鷲津政彦はアメリカ経済を長年牽引した超巨大企業、アメリカン・ドリーム社の奪取を目論んでいた。敵は圧倒的な財力を持つ“市場の守り神”サミュエル・ストラスバーグ。巨大投資銀行でサミュエルを担当するジャッキーは莫大な利益に熱狂する社内で異変に気づき、ニューヨークに飛ばされた新聞記者の北村悠一は鷲津に巨大破綻の到来を示唆される。

著者等紹介

真山仁[マヤマジン]
1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

244
『強欲·欲張り』を意味するグリード。大好きなハゲタカシリーズ第4弾!アメリカの土地神話で生まれたサブプライムローン、地価の下落でバブル崩壊!世界的な金融恐慌への雪崩れと混乱極める状況に、サムライキャピタルの『ハゲタカ:鷲津』の暗躍と、そうはさせじと蠢くグリード達との鬩ぎ合いが始まる上巻。スケールがとにかくどでかい!当時の混乱が思い出されます!大手投資銀行リーマンを政府は救うのか?公的資金を投入するのか?世界中が巻き込まれた『リーマンショック』寸前で上巻終了!鷲津の、ハゲタカの動きに興奮目が離せない‼️🙇2019/07/03

ジェンダー

86
さすがですね。本当にこの作品は期待を裏切りませんね。読んでいるとこの先どうなるのかワクワクしますね。しかも今回は新聞記者も絡む話。時代に即してるだけあって懐かしさもありますね。どうしても欲が出てしまうと取り返そうとしてさらに悪化してしまう。とくに金融業界は手数料と運用でしかも自分達のお金じゃないからこそプレッシャーもあり、ハイリスクハイリターンに走ってしまうのでしょうか?この時日本はバブルの経験からあまり被害がなくて良かったと思います。本当にいろんな教訓を遺してくれたように思います。後編が楽しみです。2014/01/22

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

75
やっぱり真山さんはハゲタカシリーズだね。まだ前半だけど面白い。今度の舞台はアメリカ。鷲津のターゲットは合衆国屈指の名門企業。サブプライムローンの破綻に起因したリーマンショックを下敷きに繰り広げられるメガディール。序盤はまだジャブの応酬と言った感じだけど、これからヒリヒリするよな感触が味わえそう。すかさず下巻突入します!2014/03/25

kotte

57
リーマンショック直前のアメリカが舞台のハゲタカ第4弾です。リーマンショックは強烈な印象が残ってますが、あの裏舞台では本書に書かれているような大混乱があったんでしょうね。アメリカを守り、日本を排除したい様々な権力が鷲津に襲いかかりますが、どう対処するのか。下巻を読みます!2017/03/01

Yunemo

47
やっぱりこの展開、このテンポの良さは何とも言えません。サブプライムから始まりリーマンショックへ、全世界に影響を与えた破綻を、こうして米国への挑戦として鷲津を活躍させる手法に改めて感嘆。下巻の展開に入る前にちょっと一休み。ワクワク感が募ります。2013/11/03

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