家族写真

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062183680
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

勝手でわがまま、見栄っ張り、失礼なことを平気で言って、うっとうしいけどいないと困る、愛すべき家族の物語。

娘の結婚、加齢に肥満、マイホーム購入、父親の脳梗塞……家族に訪れる悲喜こもごもを、ときに痛快に、ときに切なく描き、笑ったあとにじんわり心に沁みてくる、これぞ荻原浩!の珠玉の家族小説。勝手でわがまま、見栄っ張り、失礼なことを平気で言って、うっとうしいけどいないと困る、愛すべき家族の物語。

【著者紹介】
1956年埼玉県生まれ。コピーライターを経て、1997年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞を受賞、同作は映画化され大ヒットを記録した。ほかの著書に『誘拐ラプソディー』、『愛しの座敷わらし』、『砂の王国』など多数。

内容説明

娘の結婚、加齢に肥満、マイホーム購入…家族に訪れる悲喜こもごもは、ささやかだけど大事件。笑ったあとに、心にじんわり沁みてくる、これぞ荻原浩!の極上家族小説。

著者等紹介

荻原浩[オギワラヒロシ]
1956年埼玉県生まれ。コピーライターを経て、1997年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takaC

229
暇つぶし向きの短編集。/ 結婚しようよ(小説現代2011年2月号)/ 磯野波平を探して(2010年4月号)/ 内村さん一家176kg(2010年8月号)/ 住宅見学会(2012年1月号)/ プラスチック・ファミリー(2012年10月号)/ しりとりの、り(2011年6月号)/ 家族写真(書き下ろし)2016/09/17

風眠

201
男手ひとつで育てた娘の結婚、加齢を磯野波平に重ね合わせるサラリーマン、肥満との飽くなき闘いを繰り広げる一家、夢に見た理想のマイホーム内覧会、渋滞の車中で始まったしりとり、そして脳梗塞で倒れた頑固親父の写真館。ありふれた家族の日常に起こる、喜び、ドタバタ、悲哀、ユーモア、本音、決意など、ほんの少し辛口に味付けされている。物語に登場する家族はみんな、性懲りもなくジタバタしていて、どうしようもなく人間臭く、愛らしい。家族という集団、そして人間関係を、たくさんの笑いと、少しの切なさで描いた家族のための短篇集。2014/02/01

紫 綺

151
感動あり、笑いあり、寂しさあり、哀しみあり、様々な家族を素敵に描く短編集。娘のいる私としては最初の「結婚しようよ」が一番好き♪近い将来だと思うと、身につまされる。ひとつショックだったのは、サザエさんの磯野波平が同い年だったこと(笑)。ええ~っ?!2013/07/07

舟江

114
最初の「結婚しようよ」「磯野波平を探して」を読んで、挫折しそうになったが、「プラスチック・ファミリー」はよかった。読み終えて奥付を見て納得。自分の人生より10年前を書くことは、結構難しいのかもしれない。2016/07/11

けい

104
家族にスポットを当てて綴られた7編からなる短編集。比較的にリアリティのある話が多く、日々の日常を各編において写真として切り取って行く様な印象を受けました(表題に引っ張られたかな?)。泣かせる様な家族愛を綴る物語は少ないのですが、あえて日常の家族を描き、日々繰り返される凡庸な時間が大切であることを書きたかったのかもと思ったり・・・。荻原さん読んでると思っていたのですが初読みでした。他作品も読まねば。2013/12/14

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