出版社内容情報
キッシンジャー、チェルノブイリ、クリントン、9.11同時テロ……世界のVIPと大事件をファインダーから捉え続けた30年の軌跡
2001年9月11日、崩れ落ちるツインタワーの衝撃的なTV映像を撮ったのは、本書の著者トニィ・ヒラシキ。米三大ネットワークを代表する名カメラマンである。ベトナム戦争報道から30年、レバノン内戦、イラン革命、チェルノブイリ事故、ベルリンの壁崩壊など、大宅賞受賞の前作『キャパになれなかったカメラマン』のその後を、貴重な証言・エピソードとともにたどる、“ファインダーから目撃した現代史”。
【著者紹介】
1938年沖縄県に生まれる。1965~75年、毎日放送(大阪)を経て、米ABC放送サイゴン支局のTVカメラマンとしてベトナム戦争を取材。その後、西独・ボン特派員、ニューヨーク本社勤務。米国籍を取得。2006年定年退職。2009年、『キャパになれなかったカメラマン――ベトナム戦争の語り部たち』で第40回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他の著書に『サイゴン ハートブレーク・ホテル――日本人記者たちのベトナム戦争』。べトナム人の夫人との間に一男一女がある。現在、ニューヨーク近郊ニュージャージーに在住。
内容説明
米巨大メディアABCで数々のスクープを撮り続けた日本人がいた!大宅賞受賞作『キャパになれなかったカメラマン』の続編。
目次
第1部 一九七五年‐八九年―ボン・ニューヨーク・フランクフルト(レバノン戦記その一―一九七五年‐七七年;ドイツにて―一九七五年‐七八年;アフリカの出来事―一九七六年‐八一年;新顔たち―一九七八年‐八一年 ほか)
第2部 一九八九年‐二〇〇六年―ニューヨーク(アメリカの戦争―一九八九年‐九一年;ビル・クリントンの選挙戦―一九九二年;地球の温暖化―一九九三年‐九五年;遊軍―一九九六年‐九九年 ほか)
著者等紹介
平敷安常[ヒラシキヤスツネ]
1938年、沖縄県那覇市に生まれる。1965年、大阪の毎日放送カメラマンとして初めてベトナムの土を踏む。翌1966年、毎日放送を退社。米ABC放送サイゴン支局のテレビカメラマンとなり、以降1975年のサイゴン陥落までの一〇年間、ベトナム戦争を取材し続ける。その後、ABCの西独・ボン支局などを経て、ニューヨーク本社勤務。ベイルート市民戦争、9.11テロ事件などを取材。1993年、米国籍を取得。2006年、ABCを退社。2009年、デビュー作の『キャパになれなかったカメラマン―ベトナム戦争の語り部たち』(講談社)で、第四〇回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sasha
mdsch23