飛雄馬、インドの星になれ!―インド版アニメ『巨人の星』誕生秘話

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飛雄馬、インドの星になれ!―インド版アニメ『巨人の星』誕生秘話

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062181730
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

出版社内容情報

飛雄馬がインドのクリケット選手として甦る。講談社のプロデューサーが語る、アニメ売り込みを決意した日から、第1話放映実現まで。2012年12月23日より、『巨人の星』のリメイク版アニメ『SURAJ The Rising Star』がインドにて放映開始される(毎週日曜ゴールデンタイム)。
野球漫画の王道、そして不朽の名作とはいえ、野球が盛んではないインド人に受け入れられるために選んだ奇手は、主人公をクリケット選手にすること。
高度経済成長にあった『巨人の星』時代の日本と極めて似ている現代のインド社会、売り込みの交渉、現地製作現場との激しい議論を続けた日々、困難を極めたスポンサー交渉、そして様々な人たちとの出会い・・・・・・。
講談社のプロデューサーが語る、インドへのアニメ売り込みを決意した日から、第1話放映実現までの物語

はじめに
第1章 見切り発車で始まったプロジェクト
第2章 いつかこの地で?インドでの誓い
第3章 飛雄馬をクリケット選手に
第4章 崖っぷちからの逆転
第5章 大リーグボールと、ちゃぶ台返し
終章 今始まる『ライジングスター』による挑戦
おわりに


古賀 義章[コガ ヨシアキ]
著・文・その他

内容説明

日本の「スポ根」はインド人をも熱狂させることができるはずだ!現地へのアニメ売り込み、制作現場との激しい議論、困難を極めたスポンサー交渉…。講談社のプロデューサーが綴る、第1話放映実現までの物語。

目次

第1章 見切り発車で始まったプロジェクト
第2章 いつかこの地で―インドでの誓い
第3章 飛雄馬をクリケット選手に
第4章 崖っぷちからの逆転
第5章 大リーグボールと、ちゃぶ台返し
終章 今始まる『ライジングスター』による挑戦

著者等紹介

古賀義章[コガヨシアキ]
1964年、佐賀県生まれ。1989年、明治大学卒業後、講談社入社。『週刊現代』編集部、『フライデー』編集部を経て、2001年渡仏。2004年、『クーリエ・ジャポン』創刊編集長に就任。現在、国際事業局担当部長としてインド事業を担当。インド版アニメ『スーラジ ザ・ライジングスター』のチーフ・プロデューサーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

8
同じ作品であっても,発表する場所が変われば全く同じ世界観とは成り得ない.根底に流れるものは同じにする必要があるが,それ以外の部分は変えていくことが必要になる.日本人には当たり前に通じることであっても,それがインドで通じるという保証はどこにもない.2013/04/12

seichan

3
「スーラジ」は某動画で全部見たのでつい読んでしまった。このプロジェクトを思いついた人が書いた本で、プロモーションの意味も込めて出版されたのだと思う。思い入れとかも含めて濃ゆい本だった。TMSの人が寄せた談話が、中国は何でも賄賂賄賂だがインドは契約さえ結んでしまえばあとはスムーズというのは笑えた。インドの製作会社のシステムはアメリカ似で(もともとアメリカの製作下請けも多いし)近代化されているというのも興味深かった。カルチャーの輸出というのは大変なものだなぁ。 2016/03/27

メルセ・ひすい

3
①見切り発車で始まったプロジェクト ②いつかこの地でインドでの誓い ・カオスの地ー80年代のコルカタ パラゴンホテル 高度成長期の日本と同じ匂い ・・・ ③飛雄馬をクリケット選手に ・都市化したインドの現在 ・インドでヒットするドラマやアニメ ・・・日本人会での「告白」 ④崖っぷちからの逆転 同じアイディアを考えた人 ⑤大リーグボ゛ールと、ちゃぶ台返し…  飛雄馬がインドのクリケット選手として甦る。現地へのアニメ売り込み、制作現場との激しい議論、困難を極めたスポンサー交渉など、講談社のプロデューサーが綴る2013/04/16

Toshi

3
「巨人の星」をインドを舞台に、野球からクリケットに置き換えて復活させるお話。花形にあたるヴィクラムは、やはり自動車会社の御曹司。ただしそこはインドなので、自分でスポーツカーを颯爽と運転することはなく、番組のスポンサーであるマルチスズキの車に運転手つきで現れる、と言うオモロ情けない設定。こうしたディテールは中々楽しめるのだが、肝心のお話はまるで香辛料の入っていないカレーのように物足りない。インドと言えば、抱腹絶倒の苦労話がつきもののはずなのだが、資金を持ってトンズラするパートナーも出てこなければ、許可を出す2013/04/04

2
インドのアニメと言われてもピンとこないが、最先端の素晴らしい環境で制作されていることに驚いた。また、なんといっても「インド」と「巨人の星」が繋ぐ人々の縁の話が良かった。ボリウッド映画も面白いし、インドのエンタメは今後も気にしていきたいと思った。2016/12/25

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