カバチ流人生指南―弱者はゴネて、あがいて、生き残れ！

田島 隆【著】

講談社（2013/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 271p／高さ 19cm
• 商品コード 9784062180931
• NDC分類 289.1
• Cコード C0095

出版社内容情報

衝撃エピソードは実話だった。借金で家庭崩壊。中卒で行政書士、人気漫画原作者になった著者の波乱の歩みと迷える若者への熱きエール

大人気コミック『カバチ！！』の原作者が明かす、衝撃の過去──。親の借金、ＤＶ、一家離散、生活保護、中卒で自立……社会の底辺で、不当な差別に直面しながらも、法律を武器に人生を逆転。同じような貧困と奈落の生活にあえぐ若者や子供たちに贈る、自分だけの武器を見つけて、人生をあきらめずに生き直すための極意とエール。格差社会、身分制社会化が進む今、必読の一冊！

内容説明

小５で親に捨てられ、１５歳で家賃１万円ボロアパート生活。はたちの離婚、夜逃げ。再起のチャンスをくれたのは「法律」「資格」そして「人情」―。大人気漫画『カバチ！！！』『ダンダリン１０１』原作者の自伝的サバイバル人生訓！

目次

第１章　小五で親に捨てられる（望まれぬ誕生；山師の父　ほか）
第２章　ザリガニ食べて、転落人生まっしぐら（人生を変える出会い；初めて肯定してくれた先生　ほか）
第３章　はたちの恋（宵祭りの出会い；秘密のデート　ほか）
第４章　奈落に差した一筋の光（夜逃げ；世の中はカネ、カネ、カネ　ほか）
第５章　路地裏の希望（六畳一間の自宅兼事務所；一国一城の主　ほか）

著者等紹介

田島隆［タジマタカシ］
１９６８年、広島県呉市に生まれる。高校を中退し、１９８３年（１５歳）から独立して生計を営む。トラック運転手、生花店、クリーニング店、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約３０種の職を経験する。２０歳のとき法律職を志し、司法書士補助者を経て、１９９１年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。２０１２年広島修道大学・法科大学修了、現在、広島県立西高等学校、早稲田大学大学院・法学研究科、広島大学大学院・医歯薬保健学研究科（医学科）／法医学研究室に在籍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あかは]

マンガ「カバチたれ」の原作者さんの自伝的な本。とにかく幼少期から悲惨。でも、やれば、出来るものなんですね。私にはそこまでしてやりたいことあったかな。みな、中途半端にしてしまった。でも、これからは、やりたいと思ったことはやりぬきたいです。法律を知ってるのと知らないのじゃ、随分ちがうんだな。マンガも読んでみよう。

2017/08/01

[ひとひら]

★★★★子どもが愛されない話は読むのがキツかった…資格取得からの大逆転は爽快。

2014/02/02

[匿名]

作者の壮絶な人生が描かれている。あとがきで「最後まであがけ！ 自分の人生をあきらめるな！」というパンチラインがあるがそのバイブスが伝わる良本。

2016/12/28

[カステイラ]

こんなに波瀾万丈の半生を送っていたとは。そこからどう立ち直っていくかという点でページを手繰るのが止まらなかった。どんなに弱者でも法律や制度は守ってくれる。でも知った上で実際に利用するためにアクションを起こさないといけないと守ってくれないのも法律。そんなことを感じた。

2015/05/29

[namunamuナムちゃん]

どん底からはい上がった叩き上げのつよさを読んでいると感じる。それは、自分のような落ちこぼれでも、もしかしたら、何かできるんじゃないかという気にさせてくれるものであり、自分の経験と交錯し、なんとも言えない気持ちになったのでした。そしてこれは、園子温の非道に生きるで出てきた、ローモデルとなるエピソードであると思ったのです。

2014/12/22