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生命のサンドウィッチ理論

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  • サイズ B6判/ページ数 127p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062179782
  • NDC分類 461
  • Cコード C0042

出版社内容情報

非線形、散逸構造をキーワードに生命発生のメカニズムに迫る。油滴の運動からサンドイッチ理論へと生命とは何かを物理の視点から問う非線形、散逸構造をキーワードに生命発生のメカニズムに迫る。
油滴の運動からサンドウィッチ理論へと生命とは何かを物理の視点から問う。

茂木健一郎(脳科学者)
生命は、わくわくドキドキ。科学は、詩的な冒険。
カルマン渦や油滴が登場する、素敵な探求の物語。
テクストと絵のハーモニーが、創造のふるえを伝えてくれる。
生きることの恵みで胸がいっぱいになる、科学絵本の傑作が誕生した!

池上 高志[イケガミ タカシ]
著・文・その他

植田 工[ウエダ タクミ]
著・文・その他

内容説明

つながらないものをつなげる“科学絵本”。

目次

第1章 非線形性
第2章 自分でスイッチ
第3章 ソフトウェアかハードウェアか
第4章 進化する
第5章 動きが生命をつくる
第6章 つながらないものをつなげる
第7章 内側の小人
第8章 サンドウィッチ理論
第9章 ウェブと自律性
第10章 丈夫であること
エピローグ カルマン渦列とウンチの上に葉っぱ

著者等紹介

池上高志[イケガミタカシ]
1961年、長野県に生まれる。現在、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系教授。1984年、東京大学理学部物理学科卒業。1989年、同大学大学院理学系研究科物理学修了。理学博士。日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学基礎物理学研究所、神戸大学大学院自然科学研究科助手、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻助教授を経て、2008年より現職

植田工[ウエダタクミ]
1978年、東京都に生まれる。2005年、東京藝術大学美術学部絵画科油画卒業。2007年、同大学大学院美術研究科美術解剖学修士課程修了。デザイナーを経て、2010年よりアーティストとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

19
池上氏の人工生命の研究は昔からひかれるものがあったので、他書を何度か読んでいるか正直難しく不良消化でいる。本書は大人向けの絵本の形式なのでこれまでの本よりは格段にわかりやすい。しかし理論の深いところは書かれていないのでこれまでと違う意味でわかりにくい。結局は詳細は前書「動きは生命をつくる」を読んでねということになる。サンドウィッチとは生命のハードウェア(細胞など)とソフトウェア(意識、記憶など)の間の部分のこと。2021/07/20

おおにし

17
絵本仕立てにして、プリゴジンの散逸構造を「さんいつこうぞう」とひらがなにすれば、非線形理論を分かりやすく説明できると作った本のようだが試みは失敗している。冒頭、みそ汁の表面にできる模様をベナール・セルの例にあげているが、下手くそなイラストではなく、みそ汁の写真を載せるべきだろう。サンドイッチ理論については別の著書で内容を確認したい。2021/08/25

Matoka

11
うーん・・・。なんか、よくわからなかった。2017/06/03

1
ハードウェアとソフトウェアの間にある得体の知れない具は本書に散りばめられたイラストのようなものなのかも知れない。確かに身の回りにはたくさんの散逸構造をしたものがある。しかしそれは生命になり損なったものに見える。みそしるや油滴はこの先も生命たりえないのだろうか。サイエンスの兄弟のアートならそこに生命を見つけることができるかも知れない。2017/02/14

つべ

1
おもしろい えほん 文字数に対して、恐ろしく時間のかかる本だった。まるで詩のように一語一語を吟味しながら読み進めていかなければならなかった。池上先生は講義や研究室見学で直接お話を伺う機会もあったのだが、その時の話を踏まえて漸く何とか"一周目"を読み終えた、という状況である。 2014/06/13

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