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かみにえともじ

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062177337
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「劇団、本谷有希子」主宰、初コラム集。今最も活火山な劇作家が猫の血尿問題から演劇公演の裏側まで軽やかに開示する!

漫画週刊誌「モーニング」で3年半にわたり連載された大人気コラム。劇団主宰にして気鋭の小説家が、携帯の紛失や愛猫の血尿事件など私生活から小説執筆中の苦悶、計4回の劇団公演(永作博美、長澤まさみらが出演)の裏側まで、軽やかにぶっちゃける。ギャグ漫画家・榎本俊二によるイラストとの丁々発止も絶妙。「私は断固、傷つき続けるからな!」など、読むと吹き出しもするけど勇気も灯る言葉が満載!

【著者紹介】
1979年生まれ。
2000年「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主催として作・演出を手がける。
2002年より小説家として活動を開始。
2006年上演の戯曲『遭難、』(講談社)で第10回・鶴屋南北戯曲賞を史上最年少受賞。
2008年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』で第53回・岸田國士戯曲賞受賞。
2011年には『ぬるい毒』(新潮社)で第33回野間文芸新人賞を受賞。著書に『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『ぜつぼう』『あの子の考えることは変』(講談社)『乱暴と待機』(メディアファクトリー)『生きてるだけで、愛』『グ、ア、ム』(新潮社)『ほんたにちゃん』(太田出版)など。

内容説明

制作とたった二人の劇団を運営し、小説を書き、舞台の戯曲を書いて演出し、数々の文学賞の候補になり、落ち、獲り、引っ越し、オーディションをし、祖母が亡くなり、猫の血尿におおわらわし…「劇団、本谷有希子」主宰にして気鋭の小説家の三年半。初エッセイ集、発射。

目次

2008(ヨシノブさん;キャラ設定 ほか)
2009(炊き込みご飯;煽り文句 ほか)
2010(居酒屋;もっちんぐ ほか)
2011(店員;椅子 ほか)
2012(おせち;寝走り ほか)

著者等紹介

本谷有希子[モトヤユキコ]
1979年、石川県生まれ。2000年、「劇団、本谷有希子」を旗揚げ、主宰として作・演出を手がける。2006年上演の戯曲『遭難、』(講談社)で第10回鶴屋南北戯曲賞を受賞。2008年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』(講談社)で第53回岸田國士戯曲賞受賞。小説では2011年に『ぬるい毒』(新潮社)で第33回野間文芸新人賞を受賞

榎本俊二[エノモトシュンジ]
1968年、神奈川県生まれ。日本映画学校在学中にモーニングに投稿した『GOLDEN LUCKY』(太田出版)で物議を醸す。その後『えの素』『ムーたち』(講談社)とモーニングの連載で物議を醸し続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YM

80
本谷本14冊目。もっちんのエッセイがあるのは知ってたけど読むのは結構迷った。作品と作者は別物だと分かっていても、嫌な人だったらどうしようと思ってしまったから。でも10冊以上読んで、さすがにそれもないよなと。で、読んでみると確かに小説に登場するような自意識過剰で、こじらせた感じの人ではあるし、面白いエピソードもいっぱいで笑える。でももっちんは闘ってる!劇団やって、演出やって、本書いて、ラジオやって、世間の評価を受けながら、悩みまくりながら走り続けてる!僕はすごく元気になれた。よしPodcast聴こう!2014/11/25

たま

28
小説が大好きなのでエッセイも読んでみました。まず表紙の本谷さんが美人です。服も可愛い。小説から受ける本谷さんはぶっ飛んだ感じ、繊細かつ大胆な感じをイメージしていたのですが、それを良い意味で裏切らず、かつ共感できることも多々あって、より好きになりました。劇作家、演出家としてのストイックな部分や、日常の些細なことから膨らんでいく妄想など、色々楽しめて良かったです。2013/09/06

しょこら★

24
なにこの人きれい!けっ!コラムやエッセイってどうせ美人とか才能ある人とか、勝ち組の自慢話だろばーか。羨ましくなんかないもん!!!とか思いつつ読み出したけど、結構おもしろかった。かなり捻くれてるし、ネガティブだし自堕落だし、普通に悩んでるし。ご褒美のお店を探して、でもお店がありすぎて頭パーンしたり、自他の仕種や態度の深読みカモフラとか、私でもあるあるって頷いちゃった。けど、記念すべき読メ333冊目なんだよねこれ。笑2012/11/26

Y

20
思っていた以上にボリュームがあった。本谷さんはテレビを見ないイメージだったけど、テレビタレントの考察なんかも面白かった。あと自意識過剰エピソードの数々もうんうん!って頷きながら読んだ。小説でしか知らなかったので色んな一面が知れてよかった。またエッセイ読んでみたいなあ。2012/10/07

桜もち 太郎

19
作者本人曰く、自分の性格は自意識過剰で、適当さとストイックさが極端に入り混じっているそうだ。確かに劇作家、小説家、そして劇団の主宰なんだから、そうでないとやっていけないところがあるのだろう。見た目の美しさとのギャップに萌えてしまうわけだが、その内面たるや想像に絶するところがある。しかしこのエッセイを読んでみると案外普通なんだと。数々のエッセイだが良かったのは「バァちゃん」だ。バァちゃんが死んでしまったけれど、泣けなかったことが淡々と描かれていた。→2021/11/29

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