出版社内容情報
アルコール・ギャンブル・買い物・ネット依存の原因は、すべて「同じ心の病」だった。発症の仕組みから対処法までをわかりやすく解説
アルコール・ギャンブル・買い物・ネット依存の原因は、すべて「同じ心の病」だった。発症の仕組みから対処法までをわかりやすく解説
内容説明
「病的な依存の心」がわかる！過食、買い物、ネット、携帯メール…。あなたもはまるかもしれない。
目次
第１章 「やめられない心」の正体（「やめられない心」の共通点；「高揚感」とはどういうことか ほか）
第２章 「やめられない心」の行く先（第１段階 内面に変化が起きる；第２段階 ライフスタイルに変化が起きる ほか）
第３章 「やめられない」人間をつくる家（遺伝か、環境か；アディクションのある親を持つとどうなるのか ほか）
第４章 アディクションの二つのタイプ（快感追求型；力（権力）追求型）
第５章 「やめられない」人生から自分を取り戻す道（外部とのつながりを取り戻す；「無意味な人生」からの脱出 ほか）
著者等紹介
ナッケン，クレイグ［ナッケン，クレイグ］［Ｎａｋｋｅｎ，Ｃｒａｉｇ］
アディクション専門のセラピスト。家庭の問題を扱う心理セラピストとして、おもに親や家族の不健康なコントロールや虐待を受けて育った人のセラピーを３０年以上にわたり行っている
玉置悟［タマキサトル］
１９４９年、東京都に生まれる。東京都立大学工学部を卒業。音楽業界で活躍後、１９７８年より米国在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chie
15
第2章「やめられない心」の行く先は…第1段階で内面に変化が起きる、第2段階でライフスタイルに変化が起きる、第3段階で人生が崩壊を始める。自分自身に照らし合わせてみて、全くその通りだと思う。依存症に冒されてヤバいと思うのは、「人間よりモノや行動のほうが大事になってしまう」ということ。回復するためには、自分をよく観察することがすすめられている。実を言うと、まだ禁煙する決心がついていないのだけれど、頑張ってみようと思う。2022/05/18
こぽぞう☆
10
図書館本。欧米の専門家ら誰も彼も「自分ひとりではやめられない」「互助会大事」と言うけど、異議大有りだ。2019/11/19
まいこ
10
図書館本だけど良書だったので購入しようと思う。依存症の症状を抑えられていても育ってしまったアディクション人格はなかなか消えてくれず、生きづらさは残る。なぜ発症するのか、なぜ孤立していくのか、とてもわかりやすい。自助グループの中でパワーゲームをしている人は「権力追求型」のアディクション人格をそのまま育てているんだろうな。訳者後書きで「すぐ返信しないと相手との関係が悪化すると恐れる」心理は日本人特有のもので欧米人には見られない、とあるけど、あっちの子供は既読スルーを強迫的に気にするSNS依存はないのかな。2015/06/28
かおる
7
『ずっとやめたかったけどやめられなかったこと、こうしてやめられました。』を専門的に掘り下げたらどうなんだろう…の回答。「幸福感・安堵感」は、来たり去ったりするもの。それを不自然にコントロールしようとする企てが依存症。アディクション(＝やめられない心)のある親を持つ・虐待やネグレストあるいは、恥ずかしい思いをさせられるなど育った家庭環境にも陥りやすさは関係するらしい。満たされないから幸福感を手に入れたい！ということなのだろうか。心理面から掘り下げた著書。理解できなかった部分もあった。2022/12/09
くらげ@
7
（☆☆☆☆☆）「やめられない心」とあるように依存症の人の心理、行動パターンが読みやすく書かれていてわかりやすかったです。図書館で借りましたが、購入しようと思います。2013/04/24
