京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062173681
  • NDC分類 335.216
  • Cコード C0095

出版社内容情報

不況時こそ日本人しかできない京都式経営を任天堂、京セラ、ローム、ワコール、島津製作所、オムロン、村田製作所、日本電産、堀場製作所…他社がマネできない製品を作り圧倒的なシェアを誇る秘密に肉迫!

内容説明

景気の変化や市場構造の変化など外部環境が移ろいやすい現代において、事業経営を安定させるために最も重要なことは、他社に追随したり、他社と競争を繰り返したりすることではない。自分たちの価値観や信念を明確にして、わが道を歩むことが大切になる。そしてその秘訣が、歴史はあるが土地は狭いという京都の特殊な環境で育った企業に凝縮されている。

目次

はじめに 世界大不況のなか京都企業の業績がV字回復した理由
序章 バブル崩壊で京都の企業は
第1章 不況時こそ京都式経営
第2章 見えない資産の価値
第3章 「人財」の育て方
第4章 京都式バランス経営の秘密
第5章 京都式がまだまだ飛躍する理由
あとがき 東日本大震災を経て日本人の声望が高まった理由

著者等紹介

堀場厚[ホリバアツシ]
1948年、京都府に生まれる。堀場製作所社長。1971年、甲南大学理学部応用物理学科卒業。1975年、アメリカ・カリフォルニア大学工学部電気工学科卒業。1977年、カリフォルニア大学大学院工学部電子工学科修了。1972年、堀場製作所に入社。専務などを経て、1992年、代表取締役社長。フランス発のブランドをグローバルに展開してきた実績や、日仏両国の技術・人財を融合させる経営、試薬生産拠点の拡張による雇用創出などが評価され、フランス政府より、1998年に「国家功労章」を、2010年に「レジオン・ドヌール勲章」を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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るるぴん

2
後半は自社の説明(IR)という感じ。面白おかしく、オープンフェア、チャレンジ精神、継続的な人財育成が社是。外国人比率が高いのが意外。京都の会社は土地が狭い故に大工場を作れず、少量で付加価値の高い独創的な製品を生み出しているのが特徴。場所柄、一流職人を育てる土壌もあり、茶席などでトップの横の繋がりもあり、他人の市場を荒らさず共生。200年以上の老舗も多く、本業を大事にしつつ生き残るための変化、革新への努力を怠らない。元々政治&文化の中心地で技術レベルが高く本物志向の人が多い場所というのもありそう。2023/12/24

つがしゅん

1
目に見えないチームワークや信頼関係などを大切にする京都式経営。堀場製作所は、京都に本社を置いているが、取締役に外国人を起用していることや、売上の大部分を海外で得ている等、積極的にグローバル展開を行っていることを知った。不況な時こそフルスロットル。おもしろおかしく。2013/10/29

しょうたろう

1
堀場社長のデビュー作。京都企業はそれぞれが独自技出を持っているのが強み。HORIBAは海外進出に意欲的で今後も楽しみな会社だと思う。2011/10/29

ヨースト

0
タイトルでは京都の企業をテーマに挙げているように見えるが、実際には自身が経営する堀場製作所について述べた部分が多い。 京都の企業についての意見は他社のマネジメント層との交流から感じた事が多いと思われ、その点で参考になる。タイトルと述べられている内容の軸とに齟齬が見られ、そこが残念だ(違うタイトルにするか、述べたい事の軸を絞れば良かったかもしれない)。 それらを差し引いて考えると、著者がこれまでの人生で感じた事や京都の企業、特に堀場製作所がどういう事をやっているのかが良く記述されていて興味深かった。2016/06/15

taka-isi

0
・組織はひとりひとりの個性によって成り立っている。 ・続けるために変わる。 ・お客様との信頼関係がブランドになる。2014/10/06

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