とっぴんしゃん〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062173537
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

はじめて読む時代小説

「よーい」「どんっ」運動会が始まった!
門前仲町と冬木町、「技比べ」に勝つのはどっちだ!?

年に一度の全力勝負。さあ、力いっぱい戦うぞ!

雪の積もった今朝の石置き場は、一面が真っ白に染まっていた。一月十六日、四ツ(午前十時)の四半刻前。原っぱの真ん中には、幅四間、長さ半町の緑色の帯が見えていた。おとなの手で雪かきをした、技比べの場所である。



山本 一力[ヤマモト イチリキ]
著・文・その他

内容説明

「よーい」「どんっ」運動会が始まった!門前仲町と冬木町、「技比べ」に勝つのはどっちだ!?はじめて読む時代小説。

著者等紹介

山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年、高知県高知市生まれ。旅行代理店勤務、コピーライターなど、さまざまな職業を経て、1997年に「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞し、作家デビュー。その後、時代小説を中心に精力的な執筆を続け、2002年、『あかね空』(文藝春秋)で第126回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おばりん

4
江戸の庶民は子供の頃から粋だな~後半も楽しみ2013/01/27

Sosseki

2
江戸時代の下町を舞台に、喧嘩の仕方、謝り方、仲直りの仕方、叱り方、褒め方等々、年長、上下を問わず、きちんとした人間関係を描いている。こういう人たちが周りにいたら、世の中ずっと住みやすく、優しく、賢く、楽しくなるのだろうなぁ。2012/03/29

lemon tea

2
お江戸深川の子ども達が主人公の話。2つの町の子ども達が技(上巻では俵挙げ・綱引き)を競い合う一日を描いてあります。子ども達を見守る江戸の大人が何ともまあ格好良いし面白い。続きも早く読みたいけれど本が手元にない・・・2012/03/01

ちゃかぱん

2
・怒りにまかせて怒鳴ったりすると、ものが見えなくなる。腹が立ったら目には怒りを宿してもいいいが、声は押さえろ。低い声い声で話している限り、自分を見失うことにはならない。 ・太郎と弥助が辰巳芸者で最も格が高意源氏名 ・口惜しがるのは、どれだけ口惜しがってもいいがね自分を哀れむのは駄目 だ。 ・存分に口惜しがった先には、明るい明日が待っている。あわれむ先には、 ひとをねたむことしか待っていない。 ・怒鳴りたいときこそ声を鎮めろ。そうすることで、効き目は倍になる。                        2012/01/08

TERu☆

1
江戸の町対抗運動会を行うという設定。 町内のつながりが深かった江戸の町での運動会だから、子供だけが出るのに、大人たちは子供以上に盛り上がりを見せる。 町の名誉をかけた競技は、熱を保ったまま下巻へと続く。 子供向けに、うまく人情話が書かれているなぁ~という印象でした。 2014/01/08

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