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女神のタクト

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062173223
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

貧乏オーケストラを救え。猪突猛進感動物語30歳で職も男もなくした明菜。ひょんなことから瀕死のオーケストラに関わることに。貧乏楽団と引きこもり指揮者、強すぎる女が巻き起こす、まさかの感動物語!

内容説明

どう見てもたよりない指揮者と、あまりに濃いメンバー。偶然、オルケストラ神戸に足を踏み入れた明菜だが、そこで封印していた「音楽」への思いを呼びさまされ―。笑いがいつしか感動になる、猪突猛進・情熱物語。

著者等紹介

塩田武士[シオタタケシ]
1979年兵庫県尼崎市生まれ。関西学院大学社会学部卒業。大学在学中から創作活動を始め、卒業後、神戸新聞社に勤務。2010年『盤上のアルファ』で第五回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。同作は大きな話題となり、2011年将棋ペンクラブ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

164
講談社文庫×TBS日曜劇場「集団左遷」 神戸を舞台にオーケストラの話がコミカルに進みました。特に舞舞マイレージあたりが…。 クラシックには詳しくないのでクラシックの専門用語やら楽器の名前やらがなかなか理解に追いつかなかったのですがこれをきっかけにニムロッドをyoutubeで聴いています。2020/01/17

ダイ@2019.11.2~一時休止

124
オーケストラもの。キャラが濃い。ドタバタコメディの展開ですが最後にちょっとホロリ。2017/12/04

風眠

103
職も男も同時に失った主人公、いや女神?、の明菜が、偶然出会った白石老人の依頼で、拓人を神戸の弱小楽団に連れてくところから物語が動き出す。濃すぎる楽団員や職員たちを転がしつつ、指揮者の拓人が逃げないようなだめたり蹴り上げたり、パワフルに突き進んでいく明菜にスカッとする。ラストの白石老人のメッセージ、そして封印されていた明菜と拓人の音楽への思いが感動的だった。大笑いさせておいて最後に泣かす、作者の筆力は本当に素晴らしい。『のだめカンタービレ』が好きな人はきっとハマるはず!ラフマと天城越えが聴きたくなった。2012/02/17

ひめありす@灯れ松明の火

70
神様はサイコロを振らない。だけど女神はタクトを振れる。暴力的なまでに前向きでひたむきな主人公が、拓人(こちらは指揮者)をぶんぶん振り回し、ついでに楽団も振り回していく様子は読んでいて元気になれます。前作同様に、職もなければ身寄りもなく、けれども夢と希望と熱意にだけは溢れている明菜が好きです。ところで気になっているのですが、ラフマニノフはとんかつ好きとか、そういう逸話があるのでしょうか?中山七里さんの『おやすみラフマニノフ』でもとんかつ屋で主人公がバイトしているのですが。単なる偶然でしょうか?2012/02/17

ミーコ

58
塩田さん 3冊め。テンポ良く 面白かったですが、今まで読んだ2冊より かなり軽く感じました。 明菜 ちょっと粗暴過ぎ~と思ったり・・・。 ですが、皆が成長して行く姿が良かった。最後の場合は、瞼が熱くなりました。今後も読んで行きたい作家さんです。2017/03/14

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