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出版社内容情報
黒い鳥が舞う日本を生き抜く新しいルール！不動産・会社・円・国家……日本人の人生設計を支配してきた「神話」がすべて失われ、底知れない不安に覆われた残酷な世界を生きるための「新しい設計図」とは？
内容説明
「あの日」を境にルールが変わった。この不安で残酷な世界を生きるための「新しい設計図」を手に入れろ。ポスト３．１１の人生設計・決定版。
目次
１ 日本人の人生設計を変えた四つの神話（日本を襲った二羽の「ブラックスワン」；不動産神話―持ち家は賃貸より得だ；会社神話―大きな会社に就職して定年まで勤める；円神話―日本人なら円資産を保有するのが安心だ；国家神話―定年後は年金で暮らせばいい）
２ ポスト３・１１の人生設計（伽藍からバザールへ―人的資本のリスクを分散する；世界市場投資のすすめ―金融資本を分散する；なぜふつうのおばさんが億万長者になるのか？；大震災の後で人生を語るということ）
著者等紹介
橘玲［タチバナアキラ］
１９５９年生まれ。２００２年、金融情報小説『マネーロンダリング』（幻冬舎文庫）でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』（幻冬舎）がベストセラーになる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
23
自分のいる場所がものすごく不安定なものだという気がしてきて不安にかられる。知識は力なりだなぁ2012/04/27
ロア
20
〈お金とリスクの経済入門〉持ち家は賃貸よりお得!という不動産神話、大企業に就職して定年まで勤めれば安泰!という会社神話…等々四つの神話を取り上げて、バッサリ切りつつ、それぞれのリスクへの対応策が語られていきます。公務員の給与水準を民間平均以下に抑えるべきという意見には、私も賛成(´ω｀) 2018/12/29
ネロ
16
タイトルは「ブラックスワン」の方がよかったのではないか？と思いながら読み進めたら最後の著者の想いでなるほど、と。黒い白鳥はいないと考えられていた昔、ブラックスワンが発見される。それは異常であり衝撃的だった。大震災と原発事故は日本にとってのブラックスワン。少子高齢化、年金崩壊、リスクを避ける国民性が逆にリスクを増大させている。ブラックスワンに合った今(当時)こそ変革の最後の機会だとの著者の想いが込められた一冊。アメリカは単純に実力主義だと思っていたが"公正"と"正義"からなる社会だったことを知れた。2021/05/22
baboocon
12
東日本大震災をうけた橘玲氏の人生設計の総まとめ＋αといったところ。大震災を機に崩壊した日本の4つの「神話」（実際にはもっと前から崩壊していたと言えるが）。それを受けて人的資本と金融資本のリスク分散をはかろうという主張。不動産神話の章の帰属家賃という考え方はこの本を読む直前にTwitterで聞いていたのだけど、本書を読んで更になるほどと納得。'80年代の頃から日本人はアメリカ人より「会社嫌い」だったという調査結果がかなりショック（過去の著書にもあったかもだが）。最終章では珍しく著書の社会システムへの提言。2012/01/07
calaf
12
不動産神話・会社神話・円神話・国家神話という４つの神話の崩壊によって顕在化してきた日本人の抱え込んだリスク。これをどうやって解消していくのか...一つの考え方が提示されています。さて、これからどうなっていくのでしょうねぇ...2011/09/24
