出版社内容情報
昭和戦後の「名人」は、こうして生まれた!圓朝が死んだ年に圓生が生まれ、その101年後に志ん朝が死んだ。圓喬・文楽・志ん生らが活躍した「名人の世紀」を、多彩な資料から描き出す書き下ろしエッセイ
内容説明
「名人」の条件とは?圓朝が死んだ年に圓生が生まれ、その一〇一年後に志ん朝が死んだ。圓喬、文楽、志ん生らが生きた「名人の世紀」を、数々の名演の録音を手掛けた著者とともにたどる。
目次
1 名人の楽屋に育った少年―圓生の記憶
2 昭和戦後最初の名人―桂文楽と「先生方」
3 もう、こんな噺家は出ませんな―文楽の見た圓喬
4 始祖・圓朝と『文七元結』―志ん朝のまくら
5 明治大正の三名人―鈴本席亭の回想
6 いやなことばだが、「芸術性」―名人の復活
7 今は志ん生におよばざる―圓生の手記
8 あと三年で名人になれたのに―名人の臨終
9 大師匠の生まれ変わりではないかと―名人の行末
私が見てきた亡き十人の噺家
著者等紹介
京須偕充[キョウストモミツ]
1942年東京・神田生まれ。慶應義塾大学卒業。ソニー・ミュージック(旧CBS・ソニー)のプロデューサーとして、六代目三遊亭圓生の「圓生百席」、三代目古今亭志ん朝、柳家小三治のライヴシリーズなどの名録音で広く知られる。少年時代からの寄席通い、戦後落語の黄金期の同時代体験、レコーディングでの経験などをもとに落語に関する多くの著作がある。TBSテレビ「落語研究会」の解説を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zag2
姉勤
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