三人の二代目〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 467p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062168908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦国を生き抜いた三人の二代目の栄光と挫折毛利輝元、宇喜多秀家、上杉景勝は、太閤秀吉の時代には五大老に上り、関ヶ原では徳川家康と天下を争うが、そろって負け組になってしまう。それはなぜだったか。

内容説明

信長没後、秀吉が天下をとった。五大老となった景勝、輝元、秀家三人の目的は、専横を極める家康阻止で一致。故に、関ヶ原は「家康VS.その他」の戦となっていく。

著者等紹介

堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省(現・経済産業省)入省。通産省時代に日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。その後、沖縄観光開発やサンシャイン計画を推進。78年、同省を退官、執筆・講演活動に入る。98年7月から2000年12月まで小渕内閣、森内閣において経済企画庁長官をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤枝梅安

30
歴史小説というより、経済の解説書でした。テーマは「危機管理」ですね。「豊臣秀吉の『金賦り』は、中央集権を強化する補助金行政の遠い祖先」、「何の結論も出ない『小田原評定』、今の官庁用語でいえば『情報収集と情報分析』である。」など、辛口のコメントが続き、「関ヶ原」前後を経済の視点で分析している。景勝、秀家の晩年を語り、萩に移封された毛利家(長州藩)が250年後に討幕の主役となったくだりで結ばれている。2011/09/25

hideo

18
三人の二代目というよりは、お福と仙桃院の物語ですね。2人がいなくなるとつまらない物語になってしまいました。2019/02/09

こすとがいん

8
関ヶ原から大坂の陣までの話をじっくりと書いて欲しかったが、お家再建の地味な苦労話なので書きづらいからなのか、反徳川から一転大坂攻撃となり、なんともカッコがつかないから?なのか、日本の及びその家その家の将来を決める大事な15年間だと思う。2019/05/18

koba

7
★★★☆☆2012/06/27

十六夜水無

4
二代目ゆえの苦悩がよく出ている本です。 ただ、信長、秀吉、家康と比べると三人とも他人へ頼るというより依存していることや、優柔不断なところは、いかにも二代目特有の甘さが出ていました。 三人の本当に評価されるのは関ヶ原のあり方だと思います。二代目ゆえに豊臣秀吉に臣従している時は周りに流されて方針を決めていたが、自身で決断し真の敗北をこの戦いで知って以降は強い生き方を出来ていたと感じました。 歴史上では目立たない三人の話でしたが、非常に面白い本でした。2012/10/24

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