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奪われた人生―18年間の記憶

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062167833
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

11歳で誘拐監禁され、二人の娘をもうけさせられた女性の、数奇にして戦慄、感動のメモワール。全米大ベストセラー!

1991年6月10日、ジェイシー・デュガードはアメリカ合衆国カリフォルニア州サウスレイク・タホーの自宅付近のスクールバスのバス停かに向かう途中、フィリップ・ガリド夫妻により誘拐された。時に11歳だった。両親の必死の捜索にもかかわらず、失踪し行方不明となった。当初は、その誘拐の現場に居合わせ追跡をするものの見失った継父と実父が容疑者として疑われたが、のちに無実が判明。
そして、それから18年後の2009年8月26日、ガリド夫妻が逮捕され、ジェイシーと、フィリップ・ガリドーとの間に生まれた二人の娘が保護された。
18年にわたり、ガリド夫妻によって軟禁され、性的虐待を受け、二児をもうけさせられたジェイシー・デュガードは、解放後、自らの心の癒やしのために本書の執筆を決意。
ニューヨークタイムズ紙ベストセラー1位となるなど、全米を感涙につつんだ超話題作ついに邦訳。

まえがき

連れ去り
 いま振り返って
奪われて 
 いま振り返って
秘密の裏庭
 いま振り返って
見知らぬ場所でひとり
 いま振り返って
初めての経験
 いま振り返って
最初の仔猫
 いま振り返って
二〇一〇年、父の日
初めての「ラン」  
 いま振り返って
ナンシー
 いま振り返って
復活祭 フィリップは島に
クリスマス
 いま振り返って
エクリプスの日誌
妊娠を知って
 いま振り返って
トレーラーハウスまでのドライブ
 いま振り返って
赤ちゃんを待ちながら
 いま振り返って
赤ちゃんを育てる
サージェント
ふたりめの赤ちゃん
印刷業を始める 
二度目の出産 
 いま振り返って
裏庭で娘たちを育てる 
 いま振り返って 
ナンシーがママに 
 いま振り返って 
家族のふりをして 
 いま振り返って 
猫たち 
 いま振り返って 
日記を公開する 
生き延びるために 
発見そして再会 
初めてのこと 
画期的な出来事 
まったく違う人生 
旧友を探す 
心理療法で回復 
ナンシーとの面会 
 いま振り返って 
工夫に満ちた新しい療法 
謝辞

【著者紹介】
1980年、アメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイムに生まれる。11歳の1991年6月10日、当時住んでいた同州サウスレイク・タホーの自宅付近のスクールバスのバス停に向かう途中、フィリップ・ガリド夫妻により誘拐された。両親の必死の捜索にもかかわらず、行方不明となった。誘拐後はガリド宅に監禁され、1994年に第一子、97年には第二子をもうけさせられた。誘拐から18年後の2009年8月26日、ガリド夫妻が逮捕され、ジェイシーと、フィリップ・ガリドとの間に生まれたふたりの娘は無事に保護された。

内容説明

私の名前はジェイシー・リー・デュガード。11歳のときに見知らぬ人に誘拐されました。それから18年のあいだ、ある家の裏庭に閉じ込められ、本名を名乗ることが許されませんでした。これは、1991年6月のあの運命の日からいかに私の人生が変わったか、ということを書いた手記です。11歳で誘拐、18年間監禁され、2人の娘をもうけさせられた女性の数奇にして戦慄、全米を涙に包んだ感動の手記。

目次

さらわれて
奪われて
秘密の裏庭
見知らぬ場所にひとり
初めての経験
最初の仔猫
二〇一〇年、父の日
初めての「ラン」
ナンシー
復活祭フィリップは島に〔ほか〕

著者等紹介

デュガード,ジェイシー[デュガード,ジェイシー][Dugard,Jaycee]
1980年、アメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイムに生まれる。11歳の1991年6月10日、当時住んでいた同州サウスレイク・タホーの自宅付近のスクールバス停に向かう途中、フィリップ・ガリド夫妻により誘拐され、両親の必死の捜索にもかかわらず、行方不明となった。誘拐後はガリド宅に監禁生活を余儀なくされ、1994年に第一子、97年には第二子をもうけさせられた。誘拐から18年後の2009年8月26日、ガリド夫妻が逮捕され、ジェイシーと、フィリップ・ガリドとのあいだに生まれたふたりの娘は無事に保護された

古屋美登里[フルヤミドリ]
早稲田大学教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

33
この事件、覚えています。彼女が見つかった時の報道はすごかった。ペドフィリア(小児性愛者)への法規制が一気にアメリカで進んだのも、この事件や彼女の母が決してあきらめなかったことがある気がする。まさか彼女がセラピーの一環とはいえ自分の経験を書いていたとは…。11歳の女の子が受けた過酷な体験は、娘がいる身ですので背筋が凍りそうでした。毎回強姦後泣いて許しを求める男を許さなければいけなかった彼女。体も魂も奪われてきた彼女に国が謝罪として二千万ドルを支払ったようですが、奪われたものは戻らないのです。2018/09/13

17
11歳で誘拐監禁され、18年後の29歳で救出された女性の手記。人生の中で一番大事で、いろんな経験やいろんな出会いをしたであろう18年間を奪われてしまったことは、彼女の人生を大きく変えてしまった。いつか戻ってくると信じて探し続けた母の愛、再会のシーンは思わず号泣。今思い出すだけでも涙が出そうである。これからの彼女とそのご家族が、どうか幸せでありますように。2012/09/15

こぽぞう☆

16
図書館本。11歳の時に誘拐監禁、18年も!レイプ、妊娠、出産も恐ろしいけど、半ば頭の狂った男からの洗脳が怖かった。犯人夫婦を「家族」と思い「愛している」とさえ思わされ、庇う。解放後、よいセラピストに会えて本当に良かった。2018/08/30

あび

12
11歳から18年もの間、監禁され性的虐待などを受け続けた少女の手記。よく生きて戻って来れたと思う。しかし失われた18年の時は帰ってこない。すべての自由を奪われ、支配された絶望の世界は恐ろしかった。2018/06/17

トムトム

10
この子は強い!頑張った!誘拐した男性が「ぼくが逮捕されないのは、神様に守られているからだ。神様ありがとう」。ちょっと教祖っぽくなる。誘拐された女の子は「こんなやつのための神様がいて、私を救ってくれる神様はいない」。それでも正気をたもって機会を伺い続けた少女。母との再会に号泣!2019/08/23

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