内容説明
国内初のペイオフ発動。自称「金融維新の志士」の理論&持論とは。真逆の悪しき実例。小泉純一郎と竹中平蔵に翻弄された「徒花」の悲劇。
目次
第1章 誤算
第2章 人脈
第3章 絶頂
第4章 内紛
第5章 二重譲渡
第6章 親密企業
第7章 解体
著者等紹介
有森隆[アリモリタカシ]
経済ジャーナリスト。1969年、早稲田大学文学部卒業。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
9
さもありなんという転落人生でした。 タイトロープな世界でみんなで足の引っ張り合いをしているという印象です。2018/09/03
Yuichi Tomita
4
日本振興銀行は、自分の人生に少しだけカスっているため読んでみた。 感心するのはよく政権の中枢まで入り込めたなというのと、よくぞここまで法令コンプラ違反が出来たなという点。情実融資や迂回融資なんて20世紀の遺物かと思ってたら、普通にやってたんね。 独裁者である木村氏がガバナンスを語っていたというのも何とも。 2000年代の金融犯罪史に残る酷い事件と感じた。2021/06/22
jack
1
「木村って、ゴミ野郎だな。」☆4.6
なっく
1
めちゃくちゃ面白いです。金融は頭脳戦の極みであると同時に人間の欲とか心理的な要素もあってとても興味深いです。良い悪いは別にして、木村剛という人間は非常に興味深い。2013/01/30
Sato1219
1
光クラブの山崎晃嗣になぞらえる冒頭からぐいぐい引き込ませる。なるほど、「理念の蛇行」という言葉は言い得て妙。2011/02/20