「日銀デフレ」大不況―失格エリートたちが支配する日本の悲劇

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062163941
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C0095

内容説明

不況下の増税で国民生活は壊滅、’97年の橋本総理の失敗を繰り返すな!30兆円ともいわれるデフレギャップを、なぜ日銀は放置しておくのか!?デフレ下の日本では、金融政策と政府支出で不況克服を目指すのが最良の手段―これは、ノーベル経済学賞受賞者を代表に、世界の経済学者の常識。しかし、インフレ目標などを設定して責任論が発生するのを恐れる「お公家集団」にとっては、日本経済復活よりも保身が重要なのだ。「増税で景気回復」は絶対不可能!日銀はなぜ、マネーを市場に供給しないのか?痛みのない景気回復と税収増の方法とは何か。

目次

はじめに―日本経済を奈落に突き落とす日銀
序章 暴走する日銀
第1章 増税で日本経済はどうなる
第2章 日本経済を殺し続けるDNA
第3章 大恐慌の教訓
第4章 日本経済がV字回復する政策
第5章 日本は必ず復活する

著者等紹介

若田部昌澄[ワカタベマサズミ]
1965年、神奈川県に生まれる。早稲田大学政治経済学術院教授。1987年に早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。その後、早稲田大学大学院経済学研究科、トロント大学経済学大学院博士課程単位取得修了。ケンブリッジ大学特別研究員、ジョージ・メイスン大学政治経済学センター特別研究員を歴任。2000年代から、経済政策を提言し、リフレーション政策支持の論陣を張る。共著には、第47回日経・経済図書文化賞を受賞した『昭和恐慌の研究』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jj

2
2010刊。現日銀副総裁若田部氏。早大教授時代の著作。歴代日銀総裁の金融政策の誤り、歴代政権による消費増税を含めた財政政策の誤りを分かり易く解説。元FRB議長バーナンキ(プリンストン時代)による日本の金融政策批判等の解説も分かりやすい。日銀の愚策による日本経済デフレ不況を歴史的に理解できる。ただし執筆時が自民から民主に政権交代した時期であったので、民主党管政権の期待感が見えている。現在の視点から見ると、滑稽さは否めない感じがする。 2020/01/26

夕刻

2
卒論文献。内容は今まで読んできたものと重複していたので流し読み。上手くまとめられているけどそれだけという感じでした。2011/10/15

よし

1
ただインフレの影に怯える日銀総裁たち(黒田氏以前)の姿は危機感も責任感もない様に映る。この際、日銀法を改正して政府による総裁解任権を復活させてはどうか?リスクも負わず、結果も残せない総裁は解任されて当然。著者が主張する「金融政策を伴わない財政出動は無意味」というのが本当なら、財政と金融の政策の方向性を一致させる意味でも意義があるように思う。すべて著者の主張が正しいとは思わないが、日銀の姿勢に怒りを覚える。2013/07/09

おこめ

1
リフレ政策が期待できるのは、みんなの党よりも実は幸福実現党だったりする。2010/08/15

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