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ヒコベエ

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062163750
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『国家の品格』の著者が初めて綴る少年時代
戦後、誰もが貧しかった時代に、明るく逞しい、えくぼのガキ大将がいた。豊かな人間性の礎を築いた自らの幼少期を、父新田次郎の教えなどエピソード満載に描く。

内容説明

『国家の品格』はここから始まった。ヒコベエは腕白な男の子。わくわくする日常には、大切な教えがあふれていた。初めて書き下ろす少年時代。「家族の品格」がここにある。

目次

第1章 五歳のガキ大将
第2章 信州の夏
第3章 学校の孤独
第4章 武蔵野のわが家
第5章 クラスのために
第6章 思いがけない告白

著者等紹介

藤原正彦[フジワラマサヒコ]
1943年生まれ。数学者、エッセイスト、お茶の水女子大学名誉教授。1978年『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞。2005年に刊行された『国家の品格』が大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さゆ

26
お世辞にも上手な文章とは言えない。だけど、いい本だった。一番驚いたのは藤原さんの図工の先生が絵本画家で有名なあの方だったこと。そして、「算数ができる人は音楽もできる」という音楽の先生の言葉。どうりで、算数の苦手な私は、音楽を聴くことは好きだけどピアノの練習は大嫌いな子どもだった筈だ!と合点。2010/09/26

23
著者の母、藤原ていさんの「流れる星は生きている」を読み、次男である著者の自伝を読んでみたくなり。あとがきによると「フィクションは非常に少ない」とのこと、少しはフィクションもあるのだろうが、よくこんなに昔のことを覚えているもんだな~頭いい人は違うなと思った。小学生時代はともかく、それ以前の記憶も鮮明なのには驚いた。子供時代の彼がみた母は、体調不良で寝込んでいる姿が多く、笑顔も少なかった様子。生きるか死ぬかの体験後なのだから当然なのかもしれないが、それが妙に悲しかった。2012/09/20

Nak34

21
「国家の品格」の作者の自叙伝小説。小学校に上がってから、抜群におもしろくなる。やっぱり、今の中学受験は、間違っている。友人や先生、家族など人との様々な繋がりが、人間性を磨き、鍛えるんだと思う。お母様の本を図書館予約しました。2011/02/11

むつぞー

11
著者の小さい頃にも興味があったのだけど、実はそれ以上にお母様である藤原ていさんが書いた「流れる星は生きている」の、その後の話として興味あり。お母様のこと、父親である新田次郎氏のこと、小学校の図工の先生が!という驚きと、そして数学とのどう出会うかといったこと…興味深く読みました。 自伝ということでどこかテレがあるのか、力が入っているのか、文章にイマイチ乗れない感じはあるのですが…。読むなら「流れる星は生きている」と合わせてお読みください。2010/09/23

きのこきのこ

8
戦後の日本で貧しくとも明るく逞しいヒコベエと家族の物語。すごい事件は起きないけどなんか面白かった。物が少ないなかでの遊びや信州の方言、ペラペラ早口なヒコベエの会話、いつもは病弱で伏せっている母が急に力を振り絞りだしたり、登場人物も風景も生き生きと書かれていて楽しく読みました。それにしても藤原先生の記憶力がすごい!2023/04/23

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