内容説明
だれもが平等で、自由に生きられる新しい日本をつくる―。その礎をきずいて、坂本龍馬は三十三歳で逝った。少年のような心のまま胸に抱いていた大きな夢は、まだ道半ばだった。遠くを、ひたすら遠くを見続けた少年龍馬。あなたはこの作品で、人生の道標にきっと出会う。
著者等紹介
吉橋通夫[ヨシハシミチオ]
1944年、岡山県生まれ。法政大学卒。「季節風」同人。「たんばたろう」(TBSブリタニカ)で毎日童話新人賞受賞。「京のかざぐるま」(日本標準)で日本児童文学者協会賞受賞。「なまくら」(講談社)で野間児童文芸賞、京都水無月大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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せんむ
19
タイトル通り、坂本龍馬の若かりし頃の話。乙女姉さんと仲が良いのが和んだり、初恋の女性、加尾さんとのやりとりも良かった。会話は土佐弁で表現してあるのが非常に小気味良い。坂本龍馬って、どんな人にも好かれたんじゃないかなぁ。会ってみたかったなぁ。2015/02/07
onasu
15
コンパクトな読みもので、表題通り少年期に大半を費やし、家族や幼なじみとの交わりを描く一方、(世の中を)洗濯、お乙女姉さんへの手紙、海外への憧れといった後の龍馬を彩る萌芽も散りばめられている。 また、坂本家は曾祖父の代で郷士の株を購入しての始まりであること、家族関係と少年期からの剣術鍛錬等など、拾いものも数々。都合よく縮めすぎも散見されるが、最初の一冊に適当な作品でしょう。2018/06/26
ぱちょ
0
坂本龍馬の少年時代メイン。周りの人の良い影響を受けて日本を変えたいまで思うようになる。坂本龍馬初心者には面白く読めた。ちゃんと坂本龍馬読んでみたいな。2020/11/08