失敗の技術―人生が思惑通りにいかない理由

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062162388
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

内容説明

企業スキャンダル、ホームレス対策、乳がん検診、諜報活動に爆発事故…。「人はなぜ、物事を間違った方向に考えてしまうのか」を解き明かす!全米No.1コラムニスト珠玉のアンソロジー。

目次

第7章 公開されていた秘密―エンロン、インテリジェンス、そして情報過剰の危険性
第8章 一〇〇万ドルのマレー―ホームレスのような問題は、その都度対処するよりも一気に解決するほうが簡単かもしれない理由
第9章 画像をめぐる問題点―乳がん撮影と空軍力、「見る」という行為の限界
第10章 借りもの―盗作は人生を破滅させるほどの罪か?
第11章 点と点を結べ―諜報活動改革のパラドックス
第12章 失敗の技術―なぜ、ある人は緊張し、別の人はパニックになるのか?
第13章 爆発―チャレンジャー号事故のような惨事は誰の責任か?それは「誰」のせいでもなかった

著者等紹介

グラッドウェル,マルコム[グラッドウェル,マルコム][Gladwell,Malcolm]
1963年イギリス生まれ。カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、現在は雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。これまでの著書はいずれも世界で200万部超の大ベストセラーになっている。いま世界でもっとも人気のあるコラムニスト

勝間和代[カツマカズヨ]
1968年東京生まれ。経済評論家、公認会計士。早稲田大学ファイナンスMBA。中央大学ビジネススクール客員教授。慶應大学在学中から監査法人に勤め、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。三女の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Maiラピ

14
図書館の返却期限が来て、半分は流し読みをしてしまった。ん~心残り。少し時間を置いてもう一度借りよう!エンロン事件やベル型曲線、べき乗則とか、少しだけ知識持ってる人の方がより楽しめます。カテゴライズやパズルとミステリーの違い等、新しいアプローチの仕方、考え方を教授してもらって満足!とにかくおもしろいです´ω`*2012/08/31

nutts

3
私達は、定型化された物語を知らず知らずのうちに組み立ててしまう。失敗については尚更だ。本来、信じたい物語とその反省が適切なら、同じ過ちが繰り返されること無い筈だ。ではなぜ、失敗は再生産されるのか。本当に目を向けるべきことは、実は・・・。エンロンの経営陣は情報を隠していたのではなく、過剰なまでに公開していた?。イラクへのピンポイント空爆は、爆撃機のカメラが高解像化されたことで、より一層撃ちそこねた?そして、スペースシャトル・チャレンジャーが爆発したのは・・・。一捻りして目を向けるべきサガが、そこにあった。2010/10/02

yunomu

2
失敗の理由として思い浮かべるのは、誰かがルールを破ったとか、義務を果たしていなかったとか特殊なものを思い浮かべる。しかし現代社会は過去に比べて比較にならない程大量な情報を扱っており、人間が正確に扱える許容量を超えている。そういった意味で失敗の原因は構造的に現代社会に内包されており、失敗に対する考え方を改めなくてはならない事が本書を読むとよくわかる。本書を読んで思うのは、失敗のたびに再発防止策という青い鳥を求め続ける事に意味はあるのだろうが、一方でその対策に期待しないというバランスをつけるべき事なのだろう。2010/09/20

Q-Q

1
本質を炙り出す視点には感心する。『公開されていた秘密』では、情報過多の現代社会では、「木を隠すなら森の中」という言葉のように、必要とする情報は情報の中に埋もれているのではないかと危惧する。『失敗の技術』は、緊張とパニックの違いと影響を述べ、スポーツの世界でよく見られる大逆転勝利のプロセスの説明には納得した。『爆発』は、科学技術、特に機械的なものには、成功体験は通用せず、毎回、ロシアンルーレットをやっているようなものだとは、チャレンジャーやスリーマイルは、人的原因ではないかもという部分には怖さを感じた。2011/03/02

mixa59

1
失敗した理由は後付でいくらでもできるけど、現在あるなかにリスクはつねにあり、ゼロにはならないと知らされた。2010/09/29

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