目次
序章 低成長と財政破綻の危機
１章 「計画経済国家・日本」の終焉
２章 グローバル化と、低迷する日本
３章 拡大なくして何の分配ありや？
４章 拡大のための「円安政策」
５章 拡大のための「長期戦略」
６章 市場主義の徹底
著者等紹介
藤巻健史［フジマキタケシ］
１９５０年東京都生まれ。７４年、一橋大学商学部卒業後、三井信託銀行（当時）に入行。８０年、社費留学にてノースウエスタン大学大学院ケロッグ・スクールでＭＢＡを取得。三井信託銀行ロンドン支店を経て、８５年、モルガン銀行（当時）に入行。資金為替部長、東京支店長等を歴任し、銀行の自己売買取引で巨額の利益を上げ、東京市場「伝説のトレーダー」と呼ばれる。２０００年退行後、ヘッジ・ファンドの雄、ジョージ・ソロス氏の投資アドバイザーを経て、（株）フジマキ・ジャパンを設立（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Riopapa
1
市場経済を徹底させよというメッセージは理解できた。グローバルスタンダードでは日本の貧困層は貧困とは言えないとのことだが、もっと格差が開いてもいいということなのだろうか。現在は円安が進んでいるが、一ドル200円はさすがにないだろう。2013/05/13
たぬき
1
ヘッジ2012/06/28
tko
1
ﾘｰﾏﾝｼｮｯｸからの立ち直りが一番遅く、またﾃﾞﾌﾚ不景気な日本の円が高いのかわからない。経済学は、難しい。それにしても外貨預金している私にしては「円安が日本の景気を良くする」と言う藤巻氏に賛成である。2010/07/07
Uたロー
0
円高だからデフレになると著者は言うが、デフレだから円高になるのだと思う。故に円安にする為にはインフレ、つまり物価を上昇させなければならない。そのためには規制を緩和し、市場主義を徹底させ、経済活動を活発にさせる必要がある。その過程で格差は今より拡大する可能性が高いが、結果平等主義は捨て、ある程度の格差は容認しなければ、日本の未来は無いと思う。尚、今日銀が行っている、超金融緩和による円安推進には反対。あくまで物価上昇＝インフレによる円安が理想的だ。2013/09/22
k_jizo
0
★★2010年民主政権時の本だが最近の動向と比較すると面白い。日本はもう貿易立国でない 再確認。2013/04/28
