同期

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062156677
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

刑事、公安、組対……。それぞれの思惑が交錯する大きな事案を追いつつ、願いはただ同期を救うことだけ。
圧倒的なスピード感で、あっと驚く展開の連続を駆け抜ける大興奮の700枚。

内容説明

懲戒免職になった同期の公安刑事が、連続殺人の容疑者に。「教えてくれ。おまえはいったい何者なんだ」男たちの前に立ちはだかる最も高い壁―組織の論理。その壁を突破するのは、刑事たちの誇りと絆。現時点での集大成ともいえる最新警察小説、登場。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道三笠市生まれ。上智大学在学中の1978年『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て作家となる。2006年『隠蔽捜査』(新潮社)で吉川英治文学新人賞受賞。2008年『果断 隠蔽捜査2』(新潮社)で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞受賞。「空手道今野塾」を主宰し、空手、棒術を指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大地

99
序盤はスローな展開だが、後半は緊張感があり、スピード感溢れる展開で面白かった!!はじめは頼りなかった宇田川が、話が進むにつれて、成長していく姿、同期の蘇我との男の友情、絆が良かったです。2014/07/08

ntahima

94
隠蔽捜査1&2が思いの外面白くシリーズ外の本作も読んでみる。隠蔽捜査の「原理原則」とか本作の「同期の絆」とか一見くさいテーマをうまく料理している。共に警視庁に勤める捜査1課の宇田川と公安総務課の蘇我以外にもいろんな形の同期が登場する。所轄署、警視庁、警察庁という複雑な組織関係を舞台背景にしながらも、無理やり作ったような悪人が出て来ないのが良い。普通なら否定的に描かれがちな組織対策の滝田課長をもひとりの警察官として公正に描いている。天涯孤独にも関わらず飄々とした態度を崩さない蘇我を主人公に据えた続編を希望!2011/10/01

えむ

83
2000年以降の今野作品は面白い。この作品は2008年。宇田川亮太は野心が強いタイプの捜一刑事。宇田川の同期曽我が懲戒免職になり殺人事件の容疑者に。この小説での宇田川の行動は“同期”だから曽我を救いたいという一貫したものでした。今野さんの作品は、他の警察シリーズでも主人公の人物像が明確になっている。推理小説でありながら人物に重きを置くことで他者とは違った警察小説を描いていると感じる。2014-1052014/11/16

そのぼん

75
とある疑惑をかけられた元同僚を捜査していく主人公・・・。公安とか潜入捜査、懲戒免職等、警察内部の諸事情も絡めての展開されていきました。暴力団や闇の世界のボスなんかの存在が不気味でした。2012/09/07

BlueBerry

73
序盤から中盤にかけて話が発展しないのでなかなか面白くならなかった。後半になって漸く流れ出してそれからは割と普通に楽しめました。全体的にはやはり冗長だった印象が強いですかね。人物描写もパッとしないのでそちらでも楽しめなかったなぁ・・。それでももうちょっとこの作家さんを追いかける予定でいます。序盤○中盤△ラスト○総合○2014/07/30

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