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永遠のサッカー小僧―中村憲剛物語

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062155595
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

出版社内容情報

チビで鈍足だった少年(中村憲剛)が、チームで日本代表で大活躍!
とびきり爽快なノンフィクション誕生!!

川崎フロンターレ所属のサッカー選手、中村憲剛は03年に川崎加入でプロ選手に。そ
して06年に日本代表初招集。現在は代名詞といえるスルーパスやミドルシュートを武
器にクラブ、日本代表いずれでも不可欠な存在になっている。
しかし、そんな中村憲剛は、子供の頃から体が大きいわけでもなく、足が速いわけで
もなく、天才的なテクニックがあるわけでもなかった。悩みもあり、挫折も経験した
“平凡な選手”だった中村は、どのようなサッカー人生を経て今日にいたったのか?
その半生と素顔を赤裸々に綴るスポーツノンフィクションです。
中村憲剛ファンはもちろん、サッカー選手を目指す少年少女、悩みや苦しみを抱える
人、子育て中の親御さん……いろんな方に読んでほしいとびきり爽快で心温まる1冊。
著者は『ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三』で徹底したリアリティの追
求、丁寧な取材から生まれる精細な描写で主人公・武田幸三の強さと優しさ、人間臭
さを描いた作家・森沢明夫。
弊社からは自身初の著書となった技術書『中村憲剛のスルーパスの極意』(著・中村憲
剛)に続く関連書籍第2弾となります。


本書「中村憲剛からのメッセージ」より抜粋──
初めて僕の半生が本になると聞いた時は、正直、大丈夫かな? と不安になりま
した。華々しくもない自分の生い立ちなんかでいいのだろうかと。
でも、僕が歩んできた道のりを知ってもらうことで、かつての僕と同じようにサ
ッカーが大好きだけど身体が小さくて、華奢で、足が遅くて悩んでいるサッカー少
年や、そういったお子さんを持つ親御さんたちに少しでも希望とヒントを与えられ
たなら……と思い、作家の森沢さんと一緒にチャレンジしてみることにしました。
(中略)
森沢さんには、自分でも忘れていたようなエピソードや、当時の感情をするすると
引き出して頂きました。正直、ここまで自分のことを包み隠さず話したのは初めてで
す。恥ずかしいことも含めて、全部さらけ出しました。本当に全部です。

森沢 明夫[モリサワ アキオ]
著・文・その他

内容説明

「ぼくはチビで鈍足だったけど…」平凡だったサッカー少年が日本をワールドカップに導いた!中村憲剛の半生を描いたとびきり爽快なノンフィクション。

目次

第1章 家族―日頃は柔和な表情を絶やさない、親しみやすいフツウノヒト。しかし闘いの場へと向かう顔は、いつもとは違うものだった。
第2章 なみだ―自分は結果を残し、仲間を罵倒する“嫌な少年”は一方でよく泣いた。それでも絶対に勝ちたいという一途な想いでサッカーに没頭していく。
第3章 崖っぷち―背が低い、足が遅い。やればやるほど積もるフラストレーション。そうした日々が続いた憲剛少年はある決断をくだすのである。
第4章 全力少年―高校生になっても小柄で華奢。失笑ではじまった最悪の新生活。しょうがない。ならば逆にそれを生かすことを考えよう―。
第5章 大好き―二部降格の憂き目にあった中央大学を一年で復帰させ、川崎入り。日本代表の常連にもなった男の「夢」は実にシンプルなものだった。
中村/憲剛からのメッセージ

著者等紹介

森沢明夫[モリサワアキオ]
作家。1969年、千葉県生まれ。早大卒。近刊の小説『津軽百年食堂』(小学館)がヒットし、2011年春に映画化が決定している。ノンフィクション作品『ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三』(角川文庫化)では第17回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。また、日本の海岸線を一本の線でつなぐ旅をして綴った紀行エッセイ『渚の旅人』(東京地図出版)シリーズも人気を博している。その他、小説、エッセイ、ノンフィクション、絵本など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユザキ部長

62
森沢さんが感じた成功者の哲学。物事がうまくいかなかったときに、その原因を自分のなかに求め、そして自分のやれることを探して、とにかく一生懸命にこなす。結果は自然と後からついてくる。先日のバースデーゴール。三笘からの折返しのシュート。痺れたね。2020/11/02

糜竺(びじく)

41
非常に爽やかな読後感でした!私自身はサッカーの中村憲剛選手のファンというわけではありませんが、最近気になっている作家の森沢明夫氏が、中村憲剛選手のノンフィクションを書いているという事で非常に興味を持ち読む事にしました。憲剛選手のサッカー一筋で歩んでいる姿は、まさにサッカー小僧という名にふさわしい!私と同世代なのですが、自分とは全く違った道を歩んでいる姿を見ると、ホントに人の人生って色々だなあと思いました。彼の純粋で話しやすい人柄もいい味を出していました。森沢明夫氏の文体も清々しくて非常に良くお勧めです!2014/11/26

ふろんた

13
体が小さく、足も遅い。各年代の代表から見向きもされなかったが、今では日本代表に名を連ねる。ドラマチックな出来事があったわけではないが、常にサッカー漬けの毎日。努力の人だというのがわかる。プロになってから書かれているのは、日本代表戦だけだったか。フロンターレの試合も取り上げてくれれば、熱くなる一面も垣間見れるのに。2012/09/13

やまねっと

8
中村憲剛は同い年なので、彼がどんな足跡でプロになったかが気になっていた。もはや説明不要な日本サッカー界のレジェンドだ。 感動的なシーンもない、特別なサプライズもない。ただひたすらサッカーが上手くになりたいと地道にコツコツ練習してきたマイナスから這い上がってきたんだと感じた。苦労を苦労と思ってないのが彼の人間性を表していると思う。地味だが、地道に努力してきた憲剛を尊敬する。努力の天才なのだ。派手さはない起伏もそうない、ドラマティックさも少し欠ける本だけど、気づかせてくれる所、学ぶべき所は多数ある。2020/06/30

オカヤン

7
川崎フロンターレ、中村憲剛。彼はいつも楽しそうにサッカーしてるなーと思ってました。体が小さくて、苦労したけど、コツコツ、素直に努力を積み重ねることで、日本代表にまでなったと。コツコツ、一つ一つがやっぱり大事なんだなぁ。2015/07/01

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