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女脳―ひらめきと勝負強さの秘密

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062154888
  • NDC分類 796
  • Cコード C0095

内容説明

女流棋士矢内理絵子、将棋ひとすじ20年。ひらめきと勝負強さの秘密をめぐって、脳科学者茂木健一郎が、「女脳」の可能性を徹底解明!「先を読む力」や「沈思黙考」の重要性、男女の脳差、構想力と直感力を育む方法、感想戦の重要な意味などを明らかにする、棋士と学者の珠玉のダイアローグ。

目次

DIALOGUE:1 情熱が勝負の行方を決める(沈思黙考という豊かな時間;音が消え、味も消えた世界で;「将棋は男性のほうが強い」はウソ!? ほか)
MONOLOGUE 女流棋士矢内理絵子が語る、ひらめきの秘密(女流棋士として生きる;私の感じる「直感」や「ひらめき」とは?;正しい「直感」や「ひらめき」でないと意味はない ほか)
DIALOGUE:2 ひらめきは経験の蓄積に比例する(プレッシャーを感じられることも才能;将棋は「現代の真剣勝負」;脳の働きを知って、勝負強くなる ほか)

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京都生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院物理学専攻課程修了。理学博士。2005年『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞。06年よりNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」キャスター

矢内理絵子[ヤウチリエコ]
1980年埼玉県生まれ。93年女流プロ棋士となる。97年第8期女流王位戦で初タイトル獲得。2006年第32期女流名人位を獲得、続く第33期、第34期も防衛を果たし女流名人位3連覇。08年第1期マイナビ女子オープンで優勝し、初代女王の座に就くとともに、自身初の2冠となる。そのほか棋戦優勝2回。将棋大賞は最優秀女流棋士賞2回など計3回受賞。また07年第2回さいたま輝き荻野吟子賞を受賞。08年から行田市観光大使。09年6月現在、女王(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はじめさん

29
2009年に出された、将棋界のクィーン・矢内さんと脳科学者の茂木さんの鼎談。将棋は運よりも実力がものをいう世界。確かに女性の方が右と左の脳をつないでいる部位が太く、相手に共感する能力とかの違いはあるらしいがトータル的なポテンシャルは変わらないと専門家である茂木氏は語る。女流棋士には広報という点で女性的な美しさも求められるし、長時間対局は体力的に不利なため男性棋士との勝率に響くとか。知力では劣ってないのね。/ 香川愛生vs熊坂学のNHK杯とか「女を武器にしてやがる!」とか思った頃もあるが、勝負師に性差無し。2017/09/30

太田青磁

21
女流棋士矢内理絵子さんと脳科学者茂木健一郎さんの対談をベースにした、女性勝負師についての刺激的な一冊。・女性のほうが我の強い将棋・対局と感想戦がセットで一局・反省と記憶と実践・こつこつと積み上げてきたものが成功しなかった悔しさと悲しさで心が痛い・経験や鍛練や体験によって蓄積されたデータを引き出せる力・美しい形は勝利への第一歩・直感やひらめきを信じるということは、自分自身を信じること・将棋には、自分で物事を創っていける楽しさがある・大人が自分に対して真剣であるということは、子どもにとってはいちばん嬉しいこと2013/10/27

そり

11
NHK番組「プロフェッショナル」森内対羽生の回で茂木さんとの対談が面白く、この本を手にとった。将棋は頭脳勝負の競技なので、脳科学者の茂木さんと相性が良いのではないかと思う。とりわけ印象に残ったのは、男性棋士は「相手の構想を阻む」ような手を指すのに対し、女性棋士は「自分の構想を実現する」為の手を指す傾向にあるということ。矢内さんはこれを、男女の脳の仕組みの差異というより、日本社会の男性女性の立場と関わりが深いと考えているらしい。いつか、女性棋士が名人位争いに出てきたら盛り上がるだろうなあ。2013/06/03

telephone

4
楽しく読めた。棋士本は面白い。2019/07/05

elfee

2
将棋にはまって、図書館で手にした本。女流棋士矢内さんと脳科学者茂木さんとの対話→矢内さんのエッセイ→対話という構成。矢内さんのエッセイが読みやすくわかりやすい。嫉妬や悔しさという、負の感情が、実は脳に素晴らしい刺激だという。激しい感情も、クリエイティブに生きていくには必要だと知って、新たな視点、刺激を受けた。2012/05/06

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