出版社内容情報
ハンチントンの再来が描く新「大国の興亡」史上に彗星の如く現れた超大国は、なぜいずれも衰退・滅亡の道を歩んだのか。“寛容と多様性”をキーワードに分析したロングヒストリー。未来を読み解くカギにも
内容説明
ローマ、オランダ、大英帝国…。歴史上に出現した「最強国」はなぜ世界を支配し、そして衰退していったのか?アメリカや中国は世界覇権国たり得るのか?イェール大学ロースクール教授が壮大なスケールで描く、21世紀版『大国の興亡』。
目次
一極優位を可能にするもの
第1部 前近代の最強国(最初の「最強国」―キュロス王からアレキサンダー大王にいたる、古代ペルシャ帝国;ローマ帝国における寛容―剣闘士、長寛衣、そして帝国の「絆」;中華帝国の絶頂期―混血王朝・唐;大モンゴル帝国―野蛮なコスモポリタン)
第2部 近代の最強国(不寛容の代償―中世スペインの異端審問と異教徒追放;小国オランダが築いた世界帝国―ダイヤに織物、そして、あらゆる宗教の“ごった煮”;東洋における寛容と非寛容―オスマン、明、ムガール;イギリスとその帝国―「反逆児」と「白人の責務」)
第3部 近現代そして未来の最強国(アメリカ―移民が築いた最強国;枢軸の蹉跌―ナチス・ドイツと大日本帝国、不寛容の帰結;中国、EU、そしてインド―次の最強国は、どこか?;歴史の教訓―アメリカが選択すべき未来)
著者等紹介
チュア,エイミー[チュア,エイミー][Chua,Amy]
イェール大学ロースクール教授。専門は国際経済。とくに民族紛争やグローバリゼーションといった視点から政治・法・経済・歴史を論じる
徳川家広[トクガワイエヒロ]
1965年生まれ。翻訳家。徳川宗家十九代目。慶應義塾大学経済学部卒。米ミシガン大学大学院で経済学修士号、コロンビア大学大学院で政治学修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
脳疣沼
茶幸才斎
Haruka Fukuhara
メルセ・ひすい