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内容説明
月収10万のフリーター、ロスジェネ世代のニート、“派遣切り”に脅える非正規雇用者、「債務奴隷」さながらの新聞奨学生、高学歴ワーキングプア、「ネットカフェ難民」の日雇い派遣―『雇用崩壊社会』の現実に迫る渾身のルポルタージュ。
目次
第1章 プレカリアート、その日常(障害者枠での就職は、ニートの希望となり得るか;労働を拒否して立てこもるひきこもりは、何を希望に外に出るのか;戦略的生活保護のススメ ほか)
第2章 プレカリアートの反撃(「難民」たちよ!一〇〇円でマクドナルドを占拠せよ!―三二歳不安定作家。希望は、革命戦争;万国のフラレタリアよ団結せよ!!革命的非モテ同盟、参上!!;「自由」と「生存」と「文化」、プレカリアートの果てしなく「豊か」な世界 ほか)
第3章 希望のプレカリアート(『遭難フリーター』俺は誰に負けた?俺は誰の奴隷だ?;真夏の死の行進。彼は茨城・大洗から東京・飯田橋まで一〇日間かけて歩いた。生きるために;まるでアメリカの映画から飛び出してきたようなB‐BOYの「一九歳・元ホームレス」。どこに行っても「特例」扱いだった彼)
第4章 KYでも生きられる社会に―特別対談 森達也×雨宮処凛
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年、北海道生まれ。99年、ドキュメンタリー映画『新しい神様』(監督・土屋豊)に主演。2000年『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。著書に『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版・日本ジャーナリスト会議賞受賞)など多数。現在は生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。フリーター全般労働組合賛助会員、反貧困ネットワーク副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。