葡萄酒か、さもなくば銃弾を

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062146746
  • NDC分類 312.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ベストセラー『ウルトラ・ダラー』、『インテリジェンス 武器なき戦争』で知られる「日本初のインテリジェンス作家」手嶋龍一氏最新刊!
「政治のなかの死」を予感しながらもなお、権力の聖杯に手をのばす29人の物語(ストーリー)。
ジョン・F・ケネディ、ロナルド・レーガン、バラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、戴秉国、麻生太郎、小沢一郎ら29人を描いた人物ルポルタージュ。
「政に関わるとは、すなわち、謀殺の危険と向き合うことなのである――」


◆この本に登場する主な人物
大統領への永い道……バラク・フセイン・オバマ
二人のファーストレディ……ヒラリー・ローダム・クリントン
ベトナムから還ってきた男……ジョン・マケイン
敗れざる者……ビル・ブラッドレー
赤い曳光弾……ヘルムート・コール
手術室のジョーク……ロナルド・レーガン
ハイアニス・ポートの孤高……ジョン・F・ケネディ
三十年の平和……ヘンリー・キッシンジャー
帰りなんいざ……戴秉国
昼行灯のひと……谷内正太郎
冷たい戦争の意志……ジョン・フォスター・ダレス
冷や飯のひと……麻生太郎
裏切りの季節……コンドリーザ・ライス
プレスリー同盟……小泉純一郎
矜持なき者の挫折……クリストファー・ヒル
イラクへの道……ドナルド・ラムズフェルド
隠れゴーリスト……小沢一郎
昨日の理念……安倍晋三
日米同盟の遠心力……福田康夫
月下美人……若泉敬 ほか

手嶋 龍一[テシマ リュウイチ]
著・文・その他

内容説明

「日本初のインテリジェンス作家」が放つ、渾身の人物ルポルタージュ。甘美なる晩餐、その背後に蠢く鮮血の代償。ケネディ、レーガン、そしてオバマ…「政治のなかの死」を予感しながらもなお権力の聖杯に手をのばす29人の物語。

目次

プロローグ 二人の晩餐
1 遥かなりホワイトハウス
2 政治のなかの生と死
3 姿なき交渉者たち
4 外交という戦場
5 日米同盟の光と影
6 超大国に抗いし者
エピローグ 月下美人―若泉敬

著者等紹介

手嶋龍一[テシマリュウイチ]
NHKワシントン特派員として、冷戦の終焉に立ち会い、『たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て』を発表。その斬新な手法はノンフィクション界に論争を巻き起こし、衝撃のデビューを飾る。続いて、湾岸戦争時の日本外交の迷走を描いた『外交敗戦』(いずれも新潮文庫)を執筆。こうした業績が認められ、ハーバード大学の国際問題研究所にフェローとして招聘された。ドイツのボン支局長を経て、1997年から8年間にわたってワシントン支局長。同時多発テロ事件では11日間連続の昼夜放送を担い、その冷徹な分析は視聴者から圧倒的な信頼を得た。2005年にNHKから独立、翌年発表した『ウルトラ・ダラー』(新潮社)は、大ベストセラーに。日々のニュースが作中の事件を追いかけ現実となっていく手法が「日本初のインテリジェンス小説」と評された。情報小国ニッポンの覚醒を促した『インテリジェンス 武器なき戦争』(共著、幻冬舎新書)や、世界の29に生起する情報戦を綴った『ライオンと蜘蛛の巣』(幻冬舎)などのベストセラーを相次いで送り出し、「Mr.インテリジェンス」と呼ばれる。また慶応義塾大学教授として「ビジネス・インテリジェンス」論を担当し、外交・安全保障のあるべき姿を問い続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Salsaru

11
¥70で買ったシリーズ。少しばかり時間が経っているが、政治史のかけらとして読めた。マスコミは、こういうクールなことをそれなりに取り上げず、些細な表層やゴシップを中心に報道するのでしょうか。内容もどれも大抵同じ。国民のほとんどが文字が読めるのに、アクセスしやすい情報は、、、残念だ。2014/02/17

さっちも

9
政治に関しては虚像しか分かり得ないというのがよく分かった。それが知りたかったので満足です。麻生さんが外相の時にやった、仕事の大きさと射程に感銘。メディアは麻生さんの仕事内容を一切報道しないし、うっかり発言や、誤字脱字や、市民感覚のなさしか取り上げない。クレー射撃のオリンピック代表で、実業家、アメリカやロシア、アジア諸国を向こうにし、国益を守ろうとした気骨のある政治家、麻生さんをますます敬愛します。2018/01/16

aki319

3
さすが日本を代表するインテリジェンス。なじみのある人から、まったく知らない人までたくさんの人物が出てきます。2010/06/12

レコバ

0
広く浅くと言った感じか。コンドリーザ・ライスの「外交秘録]を空想し、実績の空虚さに言及していた著者が聞き手を務めた回顧録はどうなっているんだろうか。2014/02/11

慧の本箱

0
アメリカ大統領選挙でヒラリー・クリントンの敗北を予想し彼女がいつしか賞味期限を切らしてしまったのではないかと評するあたりの絶妙のタイミングは さすが外交ジャーナリスト本領発揮の感があります だから手嶋式美文(?)と言われているものをあまり気にしないで読み終わることができました2008/08/21

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