さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062145947
  • NDC分類 317.24
  • Cコード C0095

内容説明

「小泉・竹中改革」の司令塔として、「郵政民営化」「道路公団民営化」「政策金融改革」「公務員制度改革」を実現した異能キャリアが財務省と訣別、改革つぶしのすべてを暴露する!「官庁のなかの官庁」財務省の官僚は、じつは張り子の虎だった。民間では当たり前のALM(資産・負債の総合管理)すらなく、著者がたった一人でシステム構築に奮闘。さらに国家財政と年金全体の整合性もつかんでおらず、ただ国民の富を「埋蔵金」として隠すだけ。もう、黙っていられない。

目次

序章 安倍総理辞任の真相
第1章 財務省が隠した爆弾
第2章 秘密のアジト
第3章 郵政民営化の全内幕
第4章 小泉政権の舞台裏
第5章 埋蔵金の全貌
第6章 政治家vs.官僚
第7章 消えた年金の真実
終章 改革をやめた日本はどうなる

著者等紹介

高橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年、東京都に生まれる。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年、大蔵省入省。理財局資金企画室長、米プリンストン大学客員研究員、国土交通省国土計画局特別調整課長、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)などを歴任したあと、2006年から内閣参事官。早稲田大学政経学部非常勤講師を兼務。「小泉・竹中改革」の司令塔として、「郵政民営化」「道路公団民営化」「政策金融機関一本化」「公務員制度改革」を実現。2007年には財務省が隠す国民の富「埋蔵金」を暴露し、一躍、脚光を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やじ

13
天才的に数字が得意な方が日本を救って来た記録⁉︎日本一の大学に入り、日本一の仕事に就いた時が頭脳のピーク。その後は古い体制を引き継ぎ、自分と自分の組織を守る為に働けば、高収入で定年後の天下りも確約ですってねぇ。日本の為にと意欲を燃やして入省したはずが、公より私を優先するようになっちゃうのですね。今、まさに安倍政権潰しの為にハッキングされた年金情報。この本は第一次安倍政権が崩壊し民主党政権時に書かれたもの。消えた年金の真実が書かれています。だから今の問題が明らかに仕組まれたものだとわかりました(*^^*)2015/06/13

MioCastello

11
高橋洋一が天才である事は認める。しかし天才であるが故のアスペ体質である種の社会不適合者である事も事実だ。その証拠に財務省でも内閣府でも不祥事や失言で職を辞している。そんな高橋本人が本署で自分の運命を大きく変えたと認めているのが竹中平蔵との出会いだそうだ。よく飲み明かしたと記載されているがお互い敵が多い天才同士、妙にウマがあったのであろう。近年はビジネス保守の仮面を被りメディアで活躍しているが正体は郵政民営化から続く日本の構造改革、緊縮路線を竹中平蔵と共に断行した男だという事を忘れてはならない。2022/10/10

りり

9
題名こそあざといが、中味は読み応えがあった。自慢話という感想もちらほらあるのだが、私にはそうは思えなかった。権力欲もなさそうな感じで、数学の飛び抜けた才能があってそれを発揮できる場所を転々とした(させられた)のかな?と。あくが強い周りの政治家や官僚たちと比べると、淡々とした普通の人に思える。上昇志向とかの、わかりやすい欲望がない故に霞ヶ関で浮きまくったのかなぁと思ってみたりした。〝消えた年金”についての解説は実に適切であった。2015/03/25

T K

6
消えた年金、郵貯民営化、官僚、道路公団、公務員改革。霞が関は恐ろしい…2015/03/19

Saiid al-Halawi

6
政策のコンテンツクリエイターの官僚政治ディス。政策論争を離れたひどいパワーポリティクスを見た。審議会方式から官邸主導へシフトしかけたところに揺り戻しをくらうところとかの裏から眺めるダイナミクスがめっちゃ面白い。2013/08/16

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