論理と感性は相反しない

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062145886
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

神田川歩美、矢野マユミズ、真野秀雄、アンモナイト、宇宙、埼玉、ボルヘス、武藤くん。神田川(24歳、会社員)と矢野(28歳、小説家)の2人を中心に、登場人物がオーバーラップする小説集。「小説」の可能性を無限に拡げる全15編。

著者等紹介

山崎ナオコーラ[ヤマザキナオコーラ]
1978年9月15日、福岡県に生まれる。その後、埼玉県で育つ。國學院大學文学部日本文学科卒業。2004年、会社員をしながら書いた「人のセックスを笑うな」で第41回文藝賞を受賞して、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

82
恋愛でも友情でも、似すぎても似なさすぎてもうまくいかないような気がする。相手の魅力を魅力的た捉えられるか…鬱陶しく感じるか…。少女時代から女性へと移動するなかでの些細な心の傷口みたいなものを垣間見た気がする短編集だった。ヘンテコそうにみえて、ちょこっと糸口を出しておくような…その糸を引っ張るとぐるぐるほどけていくような…山崎ワールドを探索した気分だ。2013/12/07

ホッパー

66
短編集。著者本人もあとがきで書いているが、若さに任せて書いている感が良かった。エモさとも言える。2022/07/24

青蓮

57
初読み作家さん。タイトルと装画に惹かれて手に取りました。連作(?)短編集。15編収録。山崎さん、凄く楽しんで書かれてるなぁと言うのが伝わってきました。文章も軽快でさらっと読めます。久しぶりにユーモアに溢れる本を読んだかも(この頃は重たい内容の本ばかりだったので)。どれも面白かったけれど「嘘系図」がとても印象に残りました。山崎さんの他の作品も読んでみたいです。2015/07/29

ぶんこ

54
山崎ナオコーラさんの、筆名から受ける第一印象と本の内容が一致しない事が多かったのですが、この本はまさにドンピシャ。ナオコーラと名付ける感性に溢れた短編集でした。好きずきですが、私は「美しい距離」のような作品が好みなので、戸惑いつつ読み終えました。2016/12/10

佐伯

39
とても楽しく読ましていただきました!! やっぱり山崎ナオコーラさんの作品はどれも面白い。 その中でも、架空のバンドバイオグラフィーという話は本当笑えました。 短編なので読みやすく、何かを感じられる作品ですね^^ あとがきも読んで、やっぱり山崎ナオコーラさんの作品、私すごく好きだな〜とあらためて感じました。 ありがとうございます! 2015/10/19

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