ユリエルとグレン〈1〉闇に噛まれた兄弟

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ユリエルとグレン〈1〉闇に噛まれた兄弟

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062145510
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

ヴァンパイアに襲われ日常を奪われたグレンとユリエルの兄弟は、旅の途中、ある村で起きた事件の調査を担うことになる。ヴァンパイアの伝承が残るその村では、4人の少女が謎の死を遂げていた―。12歳のまま成長を止めてしまった兄、グレン。“無限の血”を持つ弟、ユリエル。ヴァンパイアに襲われた悲運の兄弟の、新たな旅が始まる―。第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞作。

著者等紹介

石川宏千花[イシカワヒロチカ]
1969年生まれ。東京都在住。女子美術大学芸術学部の卒業後、テレビ番組の美術製作業などを経て、執筆活動に入る。2007年「ユリエルとグレン」で第48回講談社児童文学新人賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫鈴

20
児童文学新人賞作品。ヴァンパイアにされた兄と、特殊な体質でヴァンパイアにならない弟。見た目は逆転した兄弟が、人間に戻る方法を見つけるための旅の話。叔父の神父と相棒のヴァンパイアハンターの掛け合いも面白い。煙の中の叔父と甥たちの会話はとても胸にくるものがあります。児童書だけど、大人から子供までオススメ。☆42014/09/01

二藍

12
幼いころ吸血鬼に襲われた兄弟、ユリエルとグレンの物語。すごく兄弟愛の話だった。お互いを支えあって旅をするふたりがとてもいじらしい。ふたりともそれぞれ魅力があって、見た目ちぐはぐなギャップも相まってどっちが可愛くてどっちがかっこいいんだか分からなくなる……個人的にはグレンが好きです……。なかなか重い内容でもあったけど、テンポが良いのでどんどん読み進めていけた。続編も読もうと思う。2014/12/10

みー

10
読みやすかった。皆さん書いていますが・・漫画「鋼の錬金術師」と、設定が似ているな~と思いましたが、こちらは児童書として、吸血鬼とか狼男とか、好きな子は一気に読めるんじゃないかな~。物語もスピーディーに進んでいくので、あっという間に読める。2017/07/10

橙夜(とうや)📚

10
ヴァンパイアに襲われたあとに、血を与えられて12歳のまま成長が止まってしまった兄のグレンと、ヴァンパイアに、血を吸われても死なない無限の血を持つ弟のユリエル。二人はグレンの体を元に戻せる方法を探しに旅にでる。その先々で起こるお話です。 読んですぐ、ハガレンみたいな話だなぁと、思いました。内容は全く違うけど、どちらも元の体に戻す方法を探してるし、兄弟愛もあるし、お互いがお互いのことを想い苦しんだりしてるところも。 予想以上によかったので早速明日続きを借りにいかなくちゃ。2015/02/01

なんぱん

10
ヴァンパイアになってしまった兄グレンと、兄を人間に戻す方法を探る弟ユリエルが主人公。2人が訪れた村では、ヴァンパイアの仕業と思われる事件が起こっていた。事件の結末は予想以上に悲しいものでした。娘を亡くした家族の悲しみが痛いほど伝わってきました。せめて、グレンとユリエルには、幸福な未来が訪れてほしいです。2014/05/07

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