内容説明
「竹下死後の事務所乗っ取り」、「小渕入院中の『五人組』密室クーデター」、「総裁選で平成研を小泉に売り渡す」。最初は忠誠心があるような顔をして時の権力者の懐に入り、ゆっくりと主の力が弱まるような包囲網を敷き、一気にその「生命維持装置」をはずして、自身が主君の座を奪い取っていく。青木は相手が死ぬのを待っていたかのようにしてステップアップしてきた―。
目次
第1章 派閥の呪縛(金庫番を苦しめ、追い込んだ男;頭角をあらわした「一介の秘書」 ほか)
第2章 密室クーデター(野中が「あいつ」と呼び捨てた男;「青木は『権力の権化』だ」 ほか)
第3章 竹下家との確執(竹下登の原風景;竹下の二人の妻 ほか)
第4章 青木の罪状(「新しい平成研」に込められた意味;道路公団への電話 ほか)
終章 怒れる「参議院の法皇」(「青木は死なない」;参議院を制する者が天下を制する ほか)
著者等紹介
松田賢弥[マツダケンヤ]
ジャーナリスト。1954年、岩手県に生まれる。現在、『週刊現代』『月刊現代』を中心に執筆活動を行っている。故・小渕首相元秘書官のNTTドコモ株疑惑をはじめ、政界について多くのスクープ記事を執筆。『週刊現代』誌上で、赤城徳彦農水相(当時)の事務所費問題をスクープ。同相辞任のきっかけをつくる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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