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永遠を旅する者―ロストオデッセイ千年の夢

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062143707
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『その日のまえに』『カシオペアの丘で』などの著作を通じ生きることの意味を問い
続けてきた著者が、初めて「いつか、どこか」の世界を舞台に書き下ろした壮大な
叙事詩です。主人公は1000年の長きに渡って生き抜いてきた不死身の戦士、カイム。
戦乱の世を憤り、ときに嘆きつつ、カイムは短い命を精一杯生き抜く人々に、慈しみ
の目を注ぐのです。この作品には、重松清という作家が書き続けてきた生への素晴ら
しい賛歌が唱われています。
『ファイナルファンタジー』の生みの親・坂口博信氏がゲーム『ロストオデッセイ』
のために著者に「主人公の心に眠る千年の記憶」をオファー、キャラクターデザイン
を担当した井上雄彦氏(『バガボンド』著者)が本書のカバー画も描き下ろしています。

重松 清[シゲマツ キヨシ]
著・文・その他

内容説明

彼は老いず、ただ去りゆくのみ。彼は死なず、ただ別れるのみ。その寂しさ―あんたにわかるかい?書き下ろし、700枚!壮大なスケールで描く命の賛歌。

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て執筆活動に入る。1999年『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

60
どこからどういう順に読んでも大丈夫という特長を検証すべくランダム読みにトライしてみたのだが、未読/既読を記録しておく方法を整えてからするべきだった。2014/01/14

七月せら

17
【再読】1人の人間に与えられた時間はあまりにも短く、カイムに与えられた時間は残酷なほどに永い。いつの時代も戦うことしか知らない人間。戦いから戦いへ渡り歩くカイムの旅は、だから終わりを知らない。古今東西の哀しさと数えきれないやり切れなさを背負って、カイムは次の戦場へ赴く。でも、それだけではないことを教えてくれる人々がいる。限りある時間を精一杯に生きる彼らにこそ、永遠という言葉が似合うのだと。カイムの旅にもいつかきっと、終わりが訪れる。2016/02/13

そのぼん

17
旅を続ける男の出会いと別れ…。 ゲームを元にした作品とのことでしたが、この作品単体でも楽しめました。 かなり短い話ばかりだったので、気軽に読めました。2012/05/12

左端の美人

15
約10年々前にロストオデッセイをプレイしました。プレイ中にもこの小説が読めるのですが、泣いたなぁ。主に命、価値観、戦争の話。カイムの人との距離感と振る舞い方とモテっぷり。短編小説だけどどの話も深みがある。2017/11/18

よこしま

15
1000年を生きる男。初めての重松清さんの作品ですが、大元はテレビゲームの主人公みたいで。他の重松さんの作品とは少し趣向が違うのかな?と感じてます。ここで違和感が。私はテレビゲームは殆どしないのですが、戦のゲームをする訳で、著書は命は尊く、戦争によくないことだと真逆になっていることに。約30の短編になりますが、序盤の「勇者の帰還」でギアが掛かり、終盤の「語り部サミィ」「壁の向こうに」は考えさせられるモノがあります。戦争は味方も敵も哀しむだけです。限りある生命だからこそ「今」を生きることに感謝すべきですね。2014/03/24

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