鏡の告白

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062143066
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0095

内容説明

なぜ、いつも我慢してしまうんだろう。失恋。不倫。過食。メール中毒。ペット依存。暗闇から脱出した10人の女性たちと、中村うさぎとの対話。FRaU好評連載を単行本化。

目次

1 夫を殺したいと思ったこと、ありませんか?
2 「母親の影」から逃れ続けて
3 不倫する女は何故習い事依存になるのか?
4 「“ダメ男”を救ってあげたい」という野心
5 何故いつも言いたいことを言わずに我慢してしまうんだろう?
6 整形しても過去の自分を捨てられないのは何故?
7 大人の女にはなりたくない
8 彼氏より、ペットが大事。ペットは裏切らない
9 電話依存、メール依存…そして次のフィールドへ
10 「傷ついた自分」を救済するための方法

著者等紹介

中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年福岡県生まれ。同志社大学文学部英文学科卒。OL、コピーライターを経てジュニア小説家としてデビュー。『ゴクドーくん漫遊記』がベストセラーに。その後、週刊誌に連載した『ショッピングの女王』がブレイク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

98
失恋。不倫。過食。メール中毒。ペット依存。暗闇から脱出した10人の女性たちと、中村うさぎとの対話。人の心の中の闇を食って開き直って生きる中村うさぎと言う生き方、その底力と図々しさには結局感服させられる。これも人間、あれも人間、ぜんぶ人間、そしてその中にひとかけらのキラリと光るセンスが人の心の一番もろく柔らかい部分を刺激するのです。弱そうだから強い、弱さこそは武器に、しぶとく愛すべき女たち。2013/04/21

ヨータン

11
これほどまでにDVに苦しんでいるのになぜ逃げないんだろう。別れないんだろうと不思議で仕方がなかったのですが、この本を読んで、別れられない心理というのがなんとなくですが理解できました。DVに限らず過食症や依存性のような暗闇を抱えている人って、子供の頃の親子関係の問題が根っこにあるので、そう簡単には解決できないんですね。この本に登場した10人の女性、今は幸せな生活をしているといいな〜。2013/12/04

金平糖

4
B。2020/11/20

mizkichi

2
読んでないと思って借りてきたら、終盤から読んでいた事に気がつきました。あらあら。 中村うさぎさんが心の病にかかった(もしくはかかっていた)人達と対話した一冊です。 彼女自身もかつて心の病を患っていた事があり、非常に理解があり肯定的な文章です。 だれかに認めてもらうというのは、嬉しい事だなぁと思います。2015/11/28

aoyami

2
現代社会での生き辛さ故に、精神的に追い詰められていた女性たち数人へのインタビュー。そこに著者特有の経験と知識を付けたしながら、フェミニズム的、心理学的解釈を試みている読みやすいルポ本。あとがきが素晴らしくて目から鱗が落ちた。男性社会はほとんどの女にとって生きにくい。生きにくくて当たり前で、それでも皆さん賢く乗り越えていらっしゃるのだ。強く生きることは難しいが、ここから強く生きるヒント、かわした方が良さそうな男性的価値観を学び取ることができた。2014/02/20

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