日本人への遺言

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062141970
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

城山三郎が日本人への思いを語る未発表対談。大義を信じ特攻を志願した城山氏が作家になった原点=戦争・終戦・『大義の末』と、その硬骨漢が晩年声を荒げた個人情報保護法反対を結ぶ、心からの言葉の数々。

内容説明

硬骨の老文士が最晩年、子の世代の作家に伝えた戦争と文学と人生のすべて。

目次

第1章 作家の原点―「戦争と時代」
第2章 作家の覚悟―「書くという行為」
第3章 作家の真実―「ふたつの作品論」

著者等紹介

城山三郎[シロヤマサブロウ]
1927年8月18日、愛知県名古屋生まれ。作家。名古屋商業を卒業後、海軍特別幹部練習生に志願入隊。復員後、東京商科大学(現・一橋大学)予科に進み、52年に同大を卒業。57年、『輸出』で文學界新人賞を、二年後、『総会屋錦城』で第四十回直木賞を受賞した。75年、A級戦犯として処刑された唯一の文官広田弘毅を描いた『落日燃ゆ』が吉川英治文学賞、毎日出版文化賞に輝いた。2003年には、経済小説の分野を確立し、組織と人間を描いてきた功績により朝日賞が贈られた。2007年3月22日、間質性肺炎のため逝去

高山文彦[タカヤマフミヒコ]
1958年3月7日、宮崎県高千穂生まれ。作家。法政大学文学部哲学科中退。95年、98年の二度にわたり「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞・作品賞」を受賞し、注目される。2000年、ハンセン病の作家を描いた『火花 北条民雄の生涯』で大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tecchan

1
城山三郎とノンフィクション作家高山文彦の対談集。城山三郎の死後に刊行された。「落日燃ゆ」や「指揮官たちの特攻」などの生まれた秘話、戦争反対から現代の政治批判まで、城山三郎の熱い思いが伝わる。まさに、日本人への遺言。2016/04/04

とおる

1
死を覚悟するといいものが書けるんだ。自分の一番いいたいことを書くから2009/05/07

Shinke Taeko

0
★★★☆☆2016/05/25

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