大前流心理経済学―貯めるな使え!

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062141260
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0095

出版社内容情報

貯まりに貯まった個人金融資産1500兆円
それを繁栄の「最後の切り札」とできるか?
日本人よ、いまこそ不安心理を捨て去ろう!

1500兆円の個人金融資産は、たとえるならば巨大な水ガメである。この水ガメに貯まった
水が流れ出したなら――。世界がこれまで経験したことのないインパクトの経済効果が
生まれる。そして、水ガメを揺さぶるキーワードこそ「心理」なのだ。日本人固有の不安
心理を取り除くことこそが、1500兆円の膨大な水が市場へ流れ出す引き金となる。
私が本書で提示するのは、「心理経済学」というまったく新しい経済概念である。もしかしたら
それは、「心理経済革命」と呼ぶべきものかもしれない。 ―――「はじめに」より

序章 日本は打ち手のすべてを持っている
第一章 従来の経済学が通用しない日本経済
第二章 日本人の不思議な経済心理
第三章 新たな繁栄のための心理経済学
第四章 心理を動かし、人を動かす
第五章 資産運用を国技にせよ
第六章 心理経済と集団IQ
第七章 一人の人間が世界を変える
終章 日本人の新しいライフプラン


大前 研一[オオマエ ケンイチ]
著・文・その他

内容説明

貯まりに貯まった個人金融資産1500兆円。それを繁栄の「最後の切り札」とできるか?日本人よいまこそ不安心理を捨て去ろう。

目次

序章 日本は打ち手のすべてを持っている
第1章 従来の経済学が通用しない日本経済
第2章 日本人の不思議な経済心理
第3章 新たな繁栄のための心理経済学
第4章 心理を動かし、人を動かす
第5章 資産運用を国技にせよ
第6章 心理経済と集団IQ
第7章 一人の人間が世界を変える
終章 日本人の新しいライフプラン

著者等紹介

大前研一[オオマエケンイチ]
1943年、北九州市生まれ。早稲田大学理工学部卒業。東京工業大学大学院で修士号、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。経営コンサルティング会社マッキンゼー&カンパニー日本支社長、本社ディレクター、アジア太平洋会長を歴任。95年退社。96~97年スタンフォード大学客員教授。現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長。また、起業家育成の第一人者として、95年にアタッカーズ・ビジネススクール設立、塾長に就任。2005年4月にビジネス・ブレークスルー大学院大学を設立、学長に就任。02年9月に中国遼寧省および天津市の経済顧問に。大連市名誉市民。また04年、韓国・梨花大学国際大学院名誉教授、高麗大学名誉客員教授に就任。オーストラリアのボンド大学経営学部教授(経営戦略担当)。『新・国富論』『平成維新』『新・大前研一レポート』(いずれも講談社)等の著作で一貫して日本の改革を訴え続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaida6213

24
世界的に見て給与水準が高く年金も貰っているのに世界一貯蓄が好きな日本人。将来の見通しの不安から個人で備えを、という割には資産運用もせずひたすら銀行・郵貯に貯蓄し国債を買う。 ロジカルに考えて不可思議な現象が起きている。少なくとも従来型の(アベノミクスに代表されるような)ケインズ型経済学では計り知れない事態が日本で起きている。 著者独自の視点で、原因分析と対策を提示している。日本としての戦略を見直す必要がある対策ばかりだが、総じて面白い内容だった。とりあえず個人のBSを書いてみよう。2015/08/31

Kei

10
心理学と経済学を結びつけ、心理経済学、行動経済学として提唱している人は多くいるが、どれもが理論としてはまだまだという印象。この本も日本の景気が何故回復しないのかを心理的側面から説いていくのだが、日本の特徴的な状況から明確な理論というよりは、問題解決方法を提唱しているにとどまる。でも、内容としては面白い。2016/03/28

Yoshitomo Kurokawa

4
7つの政策のうち、リタイアメントタウンが面白そうだな、と。行ける人と行けない人で格差は生まれるかもしれないが、新しい仕事が増えるかもしれんし。2014/10/24

ふぇるけん

4
大前さんの本を読んでいると、なんでこんな簡単なことが日本はできないんだろうかと考えてしまう。日本人は不当な低金利によって利息を搾取されていることを認識し、自分自身で資産を守り・有益に使うことを覚えるべきだ。2010/07/01

アルゴン

3
★★★☆ 貯蓄ではなく消費せよ、という主張。外国に寄りすぎではないか、真実と違う部分があるのではないかと思いながらも、日本に対する批判は的確かと思います。日本が世界の中で低迷している要因を日本のムラ社会と国民から搾取しようとしている政府だとする指摘にはなるほどと思いました。ただ読む限りでは、国民という目線で見ると日本人だろうがアメリカ人だろうが同じ人間ですね。2016/07/17

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