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無限のスーパーレッスン

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062141086
  • NDC分類 410
  • Cコード C0010

内容説明

「ゲーデルに興味はあるけど、数式は苦手」と嘯く編集者芳本が、超真面目な木村先生と美人でちょっと意地悪な岬先生に、“無限”について手取り足取り教えてもらいました。最終ページからのペラペラマンガをめくって、無限の不思議を体験しよう。

目次

第1章 無限は本当に存在するのか?
第2章 数とは何か?
第3章 無限には二つの種類がある
第4章 無限の大小の調べ方
第5章 パラドックスとは何か?
第6章 ヒルベルトさんの無限的センス
第7章 公理なくして数学なし
第8章 ヒルベルトさんの夢
第9章 ゲーデル不完全定理の誕生
第10章 ゲーデル以降の無限

著者等紹介

木村俊一[キムラシュンイチ]
1963年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。シカゴ大学にてPh.D取得。MIT、ユタ大学、ヴァージニア大学、マックス・プランク研究所、広島大学講師を経て、広島大学准教授。専門は、代数幾何(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

void

4
【★★★★☆】「T=1+2+4+8+…」とする。「T=1+2(1+2+4+…)」⇔「T=1+2T」∴「T=-1」「プラスの数を無限に足したらマイナスの数になる、ちゅうんですかいな! そらほんまに無茶苦茶ですなあ。」(31頁) 例えば「1=0.9999…」を何通りかで示してもなかなか納得しないように、直感からくる疑問を関西弁でぶつける芳本さんと一緒になって自然に「せやかて おかしいやん」とやるからこそ理解が深まっていく良著。可能無限/実在無限、無限の濃度、ラッセルのパラドクスときて、2013/11/25

まじぇすた

3
数学的な難しさは別として読み物としてあまり面白くなかった。脈絡のない情景文、不自然な設定、画一的で単調な文章構成、数学の説明が無味乾燥、学者スタイルを貫き通す不親切な説明、ターゲット読者がよく分からない内容や言葉遣い、などなど。著者は啓蒙のつもりで著したと思うが、学者や教員のよくある(世間と乖離した)自己満足的な本という印象が強い。逆に言えば、数学や論理学が大好きな人はとても楽しめると思える。とはいえ、コーシー列を精度として捉える説明やヒルベルトさんの偉大さ(と嫌な性格)を知ることができて良かった。2015/03/03

たもん

0
無限に関する様々なトピックを、変なおっさんと著者がモデルらしい数学者の会話形式で繰り広げる。標語がなかなか楽しい。不完全性定理の説明はやはり難しい。2013/03/20

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