虚構―堀江と私とライブドア

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062140232
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「ニッポン放送、フジテレビは、なぜ騙されたのか」
相次ぐM&A、プロ野球進出、総選挙出馬、村上ファンドとの深い関係・・・。ITの寵児が疾走した「既存勢力への挑戦と限界」

【目次】
第1章 ライブドア事件とは何だったのか
第2章 天才・堀江と私
第3章 狂いだした歯車
第4章 ライブドアを彩った面々
第5章 刑事被告人という立場
第6章 次のステージ

──「ケイツネ(経常利益)50億円がカッコいいじゃない。50のほうが大台乗ったって感じでいいじゃん」

──再逮捕前に、検事を通じて堀江にこう伝えてもらったことがある。「さっさと認めて事件を早く終わらせよう。また一緒に仕事しようよ」

──投票に行ったこともない堀江が「政治家になる」と言い出した。「小泉内閣の間に閣僚になって、ゆくゆくは総理を目指す」

──「歓迎会」には一律3000円の補助を出すが、「送別会」には出さない。堀江が求めるのは「稼いでくれるかどうか」だから、合理的だ。

内容説明

「ニッポン放送、フジテレビは、なぜ騙されたのか」。プロ野球進出騒動、総選挙、村上ファンドとの関係、ITの寵児が疾走した「既存勢力への挑戦と限界」。未熟さゆえの罪や失策を素直に認めつつ、卑下することなく等身大のライブドアを語る。

目次

第1章 ライブドア事件とは何だったのか
第2章 天才・堀江と私
第3章 狂いだした歯車
第4章 ライブドアを彩った面々
第5章 刑事被告人という立場
第6章 次のステージ

著者等紹介

宮内亮治[ミヤウチリョウジ]
1967年、神奈川県生まれ。横浜商業高校を卒業し、税理士事務所に勤務。1995年に税理士試験に合格。その後、法律事務所と税理士事務所をあわせた「ゼネラル・コンサルティング・ファーム」を設立。1996年からライブドアの前身「オン・ザ・エッヂ」の顧問税理士を務め、1999年、取締役兼CFO(最高財務責任者)に就任。投資・ファイナンス部門の責任者として活動。プロ野球球団・近鉄の買収劇やニッポン放送買収劇でも、ホリエモンこと堀江貴文社長の片腕として活躍。2006年1月、証券取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕される。2007年3月22日、東京地方裁判所にて一審判決(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AoiHinata

8
ライブドア事件は。個人的にはサリン事件とか、阪神大震災よりも印象がつよくて。たぶん、webで「身近に」感じてたからだと思うんだけど。だから、とてもおもしろく読めましたー。2010/07/18

月をみるもの

7
自分の住んでる国がいまだ法治国家になってない、、、と気づかされた。どう考えても東芝こそが上場廃止だろ。。 https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/238117/110900063/2018/10/14

るうるう

5
対立する2人+第三者の書いたもの、最低3冊は読もうと思っていたが、『わが闘争』で学歴詐称とフェラーリ問題を知り、2冊目を読む気が失せた。でも、気を取り直して読んでよかった。こちらの方が経過が詳しく、会社の通史とM&Aの概略がよくわかった。私は当時好奇心から同社サイトを見に行き、何を生業としている会社なのかなんであんなに儲かるのか、さっぱりわからなかったことを思い出す。この本を読むと、利益の大半はM&Aがらみだったことがわかる。また、買収した企業をどう経営するかの具体的な展望がほとんどないのが印象的。 2017/06/29

Hiro

4
ホリエモンとは違い、宮内氏は普通の日本人だったのだな、と実感。高卒で苦労して税理士になったお兄さんが、ホリエモンという巨大な野心に出会い、自らの野心との共鳴の中、時流に乗ってやりたい放題突き進んだような印象。ホリエモンの著作ではわからない、等身大の堀江氏の社長像も面白い。逮捕後、瞬時にホリエモンと利害相反し法廷で争う関係となってしまう事、日常の大半を費やしたライブドアの居場所と仲間達を失ってしまった件が、せつない。2019/10/25

ヤエガシ

4
母校の先輩にあたる元ライブドア宮内氏の著書。ひたすら利益を追求する体質がたどり着いた先の破綻。 “要は未熟だった。秩序に挑戦するなら、人や企業を悪しざまにののしるなら、恨みや反発を覚悟しなければならず、会社経営において「おかしい」「ズルイ」と指摘されるようなことがあってはならなかった。” 色々と考えさせられました。2015/01/16

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