マングローブ―テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 354,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062140041
  • NDC分類 686.3
  • Cコード C0036

内容説明

謎に包まれた非合法集団とJR東日本の抜き差しならぬ関係。取材をすれば、巨大な暴力が牙を剥く。日本社会最大の禁忌に斬り込む超弩級のノンフィクション。

目次

第1章 妖怪と呼ばれた男
第2章 異常な労使
第3章 底なしの腐敗
第4章 侵蝕の原点
第5章 恐るべき「革マル支配」
第6章 摘発「非公然アジト」
第7章 未曾有の言論弾圧
第8章 「コウノトリ」と呼ばれた男
第9章 捜査の再開―埋められはじめた「妖怪」の外堀
インタビュー

著者等紹介

西岡研介[ニシオカケンスケ]
1967年大阪市生まれ。’90年、同志社大学法学部卒業。’91年、神戸新聞社入社、阪神淡路大震災、神戸連続児童殺傷事件などを取材する。’98年3月より2001年7月まで、『噂の真相』に在籍し、「則定衛東京高検検事長の女性スキャンダル」など数々のスクープをものす。’01年10月より、『週刊文春』記者。’06年4月より、『週刊現代』記者。’07年、「テロリストに乗っとられたJR東日本の真実」で編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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遥かなる想い

173
第30回(2008年)講談社ノンフィクション賞。 マスコミのタブーになっていた 「JR東日本 革マル派問題」に取り組んだ 本である。革マル派最高幹部と言われ、 JR東日本経営陣から恐れられた男 松崎明 …偉大な指導者がなぜ腐敗していったのか? JR東労組で 行われてきた事実は 目を疑うようで、読んでいて 正直 怖い。 異常な労使と 底なしの腐敗…未曾有の 言論弾圧も含め、衝撃的な内容だった。2018/07/19

おいしゃん

51
【講談社ノンフィクション賞作品】本当に読むのにエネルギーが必要な作品だった。JR東日本の経営陣と労働組合について、タブーを恐れず、よくここまでまとめたな、と恐れ入る。JRの労組について噂は色々聞いていたが、実態がこれほどとは…。安全輸送が使命の会社とは思えない数々の裏の顔が浮き彫りになり、ぞっとした。2017/08/19

姉勤

28
長年にわたってJR東日本が、革マル派というテロリスト集団に支配されている。日々の交通の安全と信頼を揺るがすルポ。JR労組幹部・松崎明の所業とバックボーンを取材する。リンチに人事介入、運行妨害、恐怖を売り物にし自らの権力と利益を確保する。潤沢な組合費というミカジメ料と、何をするかわからないフリーラジカルな不気味さ。やってることはヤクザと似た様なものだが、左翼過激派は、無関係のカタギ(一般民)の生命すら脅しの道具に使う事だ。悪を悪と認識できない事こそ、恐怖。その恐怖との戦いは、自分たちの弱さとの戦いでもある。2016/08/13

チェアー

16
さまざまな妨害をはねのけて出版された労作。本来組合が最も排除すべき偶像化を進めてしまい、だれも逆らえなくなった組織がどんなことをするか。組織が人を傷つける存在になったとき、組合にどんな意味があるのか。2019/12/20

スウィーニー校長

9
★★★★☆ 10年前の本だがJR東日本とJR北海道が、極左暴力(殺人)テロ組織、革マル派に牛耳られている構図がよく分る。 抗議の為には乗客を危険にさらす事も厭わない。 他組合の組合員とプライベートでBBQに行っただけで、「組織破壊者」と糾弾される。 デジタル化した警察無線を傍受しており、公安を驚かせた。 JR連合のサイトを見る限り、状況は今も変わらない様だ。 http://www.jr-rengo.jp/minshuka.html2017/08/08

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