出版社内容情報
山本七平賞作家が挑む、「知の巨人」の評伝。ベスト&ロングセラー「白洲次郎占有を背負った男」の著者、待望の新刊、「学問のすすめ」で日本の礎を築いた福沢に学ぶ、おもしろくてためになる傑作偉人伝。
内容説明
教育をどうする?この国をどうする?迷える日本人よ、福沢翁に聴け!ベスト&ロングセラー『白洲次郎 占領を背負った男』に続く傑作人物伝、ここに誕生。
目次
序章 聖徳太子を継ぐ者
第1章 門閥制度は親の敵でござる
第2章 「自由」との出会い
第3章 「私」の中の「公」
第4章 『学問のすゝめ』
第5章 ベンチャー起業家として
第6章 かくて「独立自尊」の旗は翻った
終章 我々へ託された志
著者等紹介
北康利[キタヤストシ]
昭和35年(1960年)12月24日生まれ。大阪府立天王寺高校、東京大学法学部卒。銀行系証券会社勤務。中央大学専門職大学院国際会計研究科客員教授。PHP研究所「次代を考える東京座会」メンバー。日本証券アナリスト協会検定会員。不動産証券化協会認定マスター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カレー好き
23
福沢諭吉の独立自尊の精神は、令和の日本にも必要とされる。他に頼ることなく、自らの尊厳を自らの力で守ること。個人が勃たなければ、組織の隆盛もない。2023年も頑張ろうと思う。2023/01/02
金吾
21
○福沢諭吉の著書は好きでしたが、彼自身がどのような人であるのかは余り知らなかったので面白かったです。教育というのは信念と言動一致が必要不可欠だと強く再認識しました。2021/02/01
ceskepivo
6
文明論之概略を読んでいて、諭吉自身の生涯について知りたくなったので読んだ。諭吉が金玉均を支援した話は知らなかった。「人生本来戯れと知りながら、この一場の戯れを戯れとしないでまじめに勤めていくことが大切である」は、いい言葉だ。2013/01/08
河合晋輔
5
資料を掘り下げて書かれているので、いわゆる伝記物の福沢諭吉ではない、人間臭い教育者像が見えてくる。蘭学や英語を学ぶ前は徹底的に漢籍を学んだこと、居合の目録を持ち晩年も鍛錬していたこと…単なる西洋礼賛者ではないところも知れた。『学問のすすめ』の前に読むといいと思う。2016/02/14
anko
2
この人が今の日本にいてくれたら。2012/12/03