フラット革命

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062136594
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0036

内容説明

大新聞・巨大メディアの没落、ネット右翼と左翼の対立、ミクシィ的人間関係、出会い系、ブログ炎上と終わりなき論争―。『グーグルGoogle』『次世代ウェブ』の著者が、日本を根幹から変えはじめたネット社会の真実を明かす。

目次

第1章 フラット化するマスメディア(列車事故を撮影した市民への批判;連載『ネット君臨』 ほか)
第2章 よるべなく漂流する人たち(瑞穂さんの物語;転落する人生 ほか)
第3章 組み替えられる人間関係(三島由紀夫『鏡子の家』;インターネットのクオリア ほか)
第4章 公共性をだれが保証するのか(加藤紘一の絶望;西和彦の嘆き ほか)

著者等紹介

佐々木俊尚[ササキトシナオ]
1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科中退。1988年、毎日新聞に入社。警視庁捜査一課、遊軍などを担当し、殺人事件や海外テロ、コンピュータ犯罪などを取材する。その後、アスキーに移籍、「月刊アスキー」編集部などを経て、現在フリージャーナリストとして、週刊誌や月刊誌などで活躍中。緻密かつ精力的な取材にもとづいて、変化の激しいIT・ネット分野を鋭く解き明かす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ダンボー1号

8
2007年の発行。Web2.0という言葉が流行り始めネットの個々がメディアに対抗する発信体として注目され出した頃のお話しです。ネット裏事件簿的で当時そんなことあったんだ 程度で今読んでもピンときません。筆者はネットでの個人の意見発信に好意的ですが今はどうでしょう?当時に比べスマホの普及でよりユーザーが増えノイズも非難悪口差別も増えました。意見・見解・指向と言うより感情が浮き出る今のネット社会も支持するだろうか?2015/10/11

takao

2
ふむ2023/11/27

brightyellowgreen

1
つまり今後の公共性について言及しているところは、さきのハッカーの本と相似している。今後はますます公共性を誰が守るのかが課題となってくるのだろう。2013/03/05

mainasushikou

1
現代社会を「インターネットのつくるフラットな空間がマスメディアや人間関係、政治などありとあらゆる人間社会の事象を、呑み込みつつある」(p.3)状態であるとして、この「フラット化」とは何なのか、なぜ起きたのか、今後の問題は何か、などを論じている。インターネットの言論空間が誕生したことでマスメディアが受けた影響を述べた第一章は参考になったが、次章以降は少々散漫かつ勇み足に思えた。何が今後問題となるかという点については同意するのだが。2010/09/18

豆太郎

0
ネット普及で情報が世界共有され、変革主体が個人に。TIME誌パーソンオブザイヤーも鏡の中の自分だ。かつてマスコミは情報発信し、情報を扱う責任と共に信頼や対価を得たが、今、市民は簡単に情報発信でき、新聞とブログの差はない。ネット=匿名=無責任と言われるが、匿名の中にも真実はある。2ちゃん発の小説「電車男」は38000の書き込みから編集された。情報提供(食材屋)と分析・広報(料理屋)の両方がないと責任あるマスコミとは言えぬ。以前、食材屋がマスコミ独占されていたので料理も任せたが、今では料理の腕が勝負を決める。2015/03/22

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