出版社内容情報
世界はまだ本当の脅威を知らない。
ついに謎の組織「ニューヨーク地下共和国」から犯行声明が出される。
N.Y.で新たなテロが勃発する。
ニューヨークで9.11事件を体験した梁石日が世界最大のスキャンダルに挑む――
イラク戦争の陰にある欲望の正体とは!?
そして、ゼムとソーニャのもっとも危険な恋の行方は!?
深まる謎、深まる愛――破壊されるN.Y.で未来を創造する闘争を描いた超大作・完結編。
内容説明
世界はまだ本当の脅威を知らない。ついに謎の組織「ニューヨーク地下共和国」から犯行声明が出される。イラク戦争の陰にある欲望の正体とは!?そして、ゼムとソーニャのもっとも危険な恋の行方は!?深まる謎、深まる愛―破壊されるN.Y.で未来を創造する闘争を描いた超大作・完結編。
著者等紹介
梁石日[ヤンソギル]
1936年大阪市生まれ。高校卒業後、さまざまな職に就き、26歳の時に印刷会社を興すが莫大な負債を抱えて倒産。31歳で大阪を出奔し、各地を放浪。後に東京でタクシー運転手を10年間勤める。その間に書いた『(タクシー)狂躁曲』でデビュー。著書に『血と骨』(山本周五郎賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Jurisa_kt
2
登場人物が多いのに、そのキャラクターが深く描かれないままいなくなってしまうので、全く感情移入できないまま終わってしまいました。題材も詰め込み過ぎな印象だったのが残念でした。2015/10/28
sivad_smiles
2
この人、こんな詰らんとは。編集も下手だし、ストーリーはよくわからんし時間の無駄であったと思える本。登場人物が無駄に多く下巻まで意地で読んだが・・・まぁ お時間を大切に使いたいときにどうぞ。とは思わんがね。2009/06/22
読み人
1
やっと下巻読了。テログループの名前がニューヨーク地下共和国と判明。グループには一般市民も含まれているためテロを防ぐことができない。実際、テログループと市民との境目がなくなると何をもってしてテロと判断するのか。テロの描写や主要キャラが亡くなる際の描写が不十分なためあっさり通過してしまう。2017/06/24
林克也
1
911のバックグラウンドをほぼ正確に書いたと思う。ソ連の原爆の話はなかなか面白い。しかし、「地下共和国」についてはこの物語の主人公のはずが、結局描写不足である。現実に世界はこのように裏で動いていることに対し、人は無力だという事実ではあるがあまりにむなしい。いくら小説だといってももう少し前向きに終わってほしかった。2007/11/08
GaGa
1
「血と骨」以降、あまりこの作者はいい作品がないが、これも駄目。例えていうなら思わせぶりなやっつけ仕事。2010/05/22