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失敗学実践講義―だから失敗は繰り返される

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062135931
  • NDC分類 509.8
  • Cコード C0037

出版社内容情報

脱線事故、回転ドア、エレベーター、リコール、墜落、原子力、システム障害、火災事故……
安全な社会に潜む生命の危険!

失敗学を使うと組織・社会は強くなる!
失敗が起こってから対応するのでは遅い。「起こる前から起こった後のことを考える」、これを実践すれば、事故や失敗も減るし、起こっても損害の広がりを防ぐことができる。ナマの情報をもとに失敗を徹底的に解明した注目の書。

第1講 想定され得ることは必ず起こる(六本木ヒルズの大型回転ドア事故)
第2講 人の注意力には限界がある(日本航空の連続トラブル)
第3講 追いつかなかった企業改革のスピード(JR福知山線脱線事故)
第4講 ゼロからつくり直すことの大切さ(金融システムの失敗)
第5講 見たくないものは見えない(リコール隠し)
第6講 起こる前に起こった後のことを考える(火災に学ぶ)
第7講 それぞれの立場から見える風景(JCO臨界事故)
第8講 トップの孤独(ロケットの打ち上げ失敗)
第9講 「現地」「現物」「現人」が理解の基本(JR羽越線脱線事故)


畑村 洋太郎[ハタムラ ヨウタロウ]
著・文・その他

内容説明

失敗が起こってから対応するのでは遅い。「起こる前から起こった後のことを考える」、これを実践すれば、事故や失敗も減るし、起こっても損害の広がりを防ぐことができる。ナマの情報をもとに失敗を徹底的に解明した注目の書。

目次

第1講 想定され得ることは必ず起こる(六本木ヒルズの大型回転ドア事故)
第2講 人の注意力には限界がある(日本航空の連続トラブル)
第3講 追いつかなった企業改革のスピード(JR福知山線脱線事故)
第4講 ゼロからつくり直すことの大切さ(金融システムの失敗)
第5講 見たくないものは見えない(リコール隠し)
第6講 起こる前に起こった後のことを考える(火災に学ぶ)
第7講 それぞれの立場から見える風景(JCO臨界事故)
第8講 トップの孤独(ロケットの打ち上げ失敗)
第9講 「現地」「現物」「現人」が理解の基本(JR羽越線脱線事故)

著者等紹介

畑村洋太郎[ハタムラヨウタロウ]
1941年、東京都に生まれる。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授を経て、工学院大学国際基礎工学科教授。東京大学名誉教授。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。同年より、文部科学省「失敗知識活用研究会」の実行委員会総括も務めている。また02年より特定非営利活動法人失敗学会を起ち上げ、初代会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

11
体系的な、失敗の反省法2015/04/16

姉勤

6
科学の進歩と日本人の勤勉さから、「事故は必ず起こる」という前提が、抜け落ちた現代に必須な教材となる。いくら賢い人間が本や映像などの直接以外の情報を駆使しても、現場,現人(実),現物の”3現主義”を執らなければ、致命的な落とし穴に嵌ってしまう危険は、実体験でも少なくない。絶対の安全という妄信が、「炎上」に代表される何でもありな批判となり、責任を取るという事が、必要以上に詫びて禊を済ますか、ほとぼりが冷めるまでトンズラすることであり、追求する側も気が済めば、”水に流す”という習慣のため本質を掴もうとしない。2013/09/23

M_Study

4
2006年出版の本書にみずほ銀行のシステム障害が取り上げられていてビックリ。驚くべきことに15年後の2021年もトラブル続発中である。失敗から学ばない組織は罪深い。2021/08/23

あぃ

3
この本は本当に勉強になります。難しい解説ではないところがありがたい。利便と危険。失敗は見たくない認めたくない、人間の心理としても進歩改善していくためにも理性で向かいたいものです。2015/01/06

ただの人間

2
【速読】自動ドア、電車、車など、過去の事故やそれに対する対応を素材に、大きな事故の要因やそれに対する事前、事後の対応のあり方を論じる。見たくないものは見ないようにしがち、大きな事故の前に対応しておくべきタイミングがあった、など、言われてみると当たり前のことをきちんと実践していくのが難しいのだろうと感じた。目の前のできることをきちんとやっていこう2019/03/17

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