戦後の巨星 二十四の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 407p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062135320
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

長嶋茂雄、美空ひばり、中上健次…戦後日本をつくったスターたちが孤高のジャーナリストだけに明かした「胸のうち」があった。“昭和”を証言する貴重な異色対談集。

目次

萩原健一―映ってなんぼ、立ってなんぼ
阿佐田哲也―勝負の哲学と人間へのやさしさ
美空ひばり―一つの時代を代表する「女王」
中内功―戦中派経営者の「失われた23年」
植木等―人間らしく生きた父の一言
山下泰裕―柔道に、そしてスポーツに対する想い
生島治郎―似た者同士の小説家
北の湖敏満―律儀で誠実な大横綱
鈴木清順―無思想を標榜する戦中派映画監督
衣笠祥雄―鉄人を支えた繊細なる内面
谷川浩司―名人位にふさわしいということ
岡本綾子―世界のアヤコの「アメリカ土産」
趙治勲―碁によって救われた人生
つかこうへい―残酷さと心やさしさと
立花隆―角栄裁判を全て傍聴したジャーナリスト
桂三枝―笑いとは「事実、誇張、飛躍」である
井上陽水―フォーク界の巨人の「澄明感」
落合博満―自分に正直に生きることは難しい
手塚治虫―戦後民主主義と漫画の価値
ビートたけし―お笑いを突き抜けた漫才師の原点
中上健次―血管をふくらませて生きていこう
長島茂雄―ユニフォームを脱いでからの青春
野平祐二―名選手は名監督になってはいけない
フランク永井―私の歌の「最高傑作」とは

著者等紹介

本田靖春[ホンダヤスハル]
1933年3月21日、旧朝鮮・京城に生まれる。早稲田大学政治経済学部新聞学科を卒業し、55年、読売新聞社に入社。社会部記者、ニューヨーク特派員などとして活躍。特に、精力を傾けた連載「『黄色い血』追放キャンペーン」では、日本の献血制度確立に多大な貢献を果たす。71年に退社し、フリーのノンフィクション作家となる。84年、先輩記者・立松和博氏の挫折を描いた『不当逮捕』で講談社ノンフィクション賞を受賞。2004年12月、多臓器不全のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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三鷹天狗

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各界のスターの、過剰な部分に焦点をあてていく本田の迫り方がとても自然。ショーケン、趙治勲、岡本綾子など強く印象に残る。フランク永井は、このようなインタビューアーとめぐり合えてどんなに幸せだったろうか。2012/01/28

イカ男

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ショーケン、阿佐田哲也そいて最後のフランク永井との対談が秀逸。ショーケンの名前の由来、ショーケンの属していたグループに、ケンという音の名前を持つ3人いて、上から歳の順にダイケン、チュウケン、ショーケンになった。ちょっとしたトリビア。2010/09/23

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